学校日記

1月24日(水)学校集会での話

公開日
2024/01/24
更新日
2024/01/24

校長室より

 大谷翔平選手が日本中の小学校にプレゼントしてくれたグローブが大志小にも届きました。大志小の全員が手にはめてキャッチボールができるように考えています。楽しみにしていてください。
 みなさんに「2024年の目標を決めよう」というお話をしました。大谷選手は幼いころからプロ野球の選手になりたい、プロ野球で活躍したいという目標をもっていました。それも、ただ何となくなりたいな、活躍したいな・・・と思っていたわけでなく、本気で叶えようと思い野球に打ち込んでいました。
 これは大谷選手が高校1年生のときに書いた、「マンダラチャート」、「マンダラート」と言われるものです。真ん中に「ドラ1 8球団」、つまり「ドラフト会議で8つの球団から1位指名をされる」という目標が書いてあります。そしてその目標を達成するために、周りに8つのするべきことがあります。「体づくり」「コントロール」「キレ」「スピード160km/h」「変化球」・・・。私が気になるのは、あとの3つ「メンタル」「人間性」そして「運」です。
 「メンタル」とは、心の持ち方のことです。強い心が必要だということです。「人間性」のところには、「感謝」「礼儀」という言葉もあります。そして「運」・・・、「えっ? 運がよくないとダメ?運も必要なの?」と思った人もいるかもしれません。
 大谷選手は「あいさつ」「プラス思考」「大事に道具を使う」などが、運がよくなるために必要なのだと考えました。「ゴミ拾い」、確かに大谷選手は、テレビでよくゴミを拾っている場面が映っています。「審判さんへの態度」、審判でなく、審判さんです。そして、一番気になったのが「応援される人間になる」です。大谷選手は日本だけでなく、アメリカでもたくさんの人から応援されています。ただ野球が上手で活躍しているから応援されているのでなく、野球以外のことも一生けん命にやっているから応援されるのです。大谷選手は応援されるから、さらにみんなの期待に応えようとがんばれるのだと思います。
 みなさんはどうでしょうか? 周りの人から応援されていますか? あいさつをしなかったり礼儀正しくなかったりすると応援されませんよ。野球やサッカーがいくら上手でも「応援したくない」「負けちゃえ」と思われていては悲しいですね。
 大谷選手は高校3年生で本当に160km/hを出しました。高校卒業後は日本でなくアメリカで野球をする予定でしたので、ドラフト会議では日本の球団からは1球団からしか指名されませんでしたが、それでも日本ハムファイターズから1位指名を受けました。夢を確実に実現しています。
 大谷選手は岩手県の花巻東高校の1年生の3月に東日本大震災に遭っています。先ほどのマンダラチャートの3か月後です。チームメイトの中には津波で家が流されてしまった人もいたそうです。そんな中でも、仲間を大切にし、自分の夢を叶えるために目標を掲げて努力をしました。
 今日はせっかくですので、大谷翔平選手のお話をしました。以上で終わります。

目標の実現に向けて