7月29日(水)校長講話
- 公開日
- 2020/07/29
- 更新日
- 2020/07/29
輝け大志っ子
おはようございます。
本当でしたら夏休みになっているころですが、4月と5月がお休みだったため、来週まで授業があります。暑いなかですが、体調に気をつけて元気にがんばりましょう。
新型コロナウィルス感染症にかかってしまった人は、これまでは東京やその周りの県で多かったのですが、全国的に増えて、愛知県でも増えてきました。
5月の登校日にテレビ放送でお話をしましたが、この病気の恐ろしいところは、「いつのまにかうつってしまっている」ことが多いところです。みなさんを含め10歳代20歳代以下の若い人は、うつっていても症状が出ないことがあります。いつもとおなじように生活できるのに、うつっていることがあるのです。
だから「自分は若いから大丈夫」とか「うつっても悪くならないならいいや」と、思ってしまうかもしれません。しかし、お年寄りや病気のある人などは、うつると肺炎(はいえん)という病気になりとても苦しい思いをします。死んでしまうこともあります。みなさんの家にはそういった人がいなくても、今日一緒に遊んだ友だちの家にはお年寄りや病気のある人がいるかもしれません。
もう一度、コロナウィルス感染症の予防について確認をしてみましょう。
1つ目、マスクをしましょう。マスクは何のためにしますか? うつらないためでもありますが、うつさないための役割も大きいです。自分のためでもありますが、友だちのため、友だちの家族のためにもします。暑くて苦しいときはマスクを引っぱって深呼吸(しんこきゅう)をしましょう。マスクをとってもいいです。しかし、マスクをとったら話をしない、人とはなれる。ぜったいに人に近づいて話をしたり大きな声でさけんだりしてはいけません。体育の時間や登校下校の時もはずしてもいいです。しかし、マスクをとったら話をしない、人とはなれる。くり返します。ぜったいに人に近づいて話をしたり大きな声でさけんだりしてはいけません。
2つ目、手洗いをしっかりしましょう。コロナウィルスは触ったものにくっついてしまいます。登校した時、トイレの後、休み時間の前と後、給食の前、そうじの後などに必ず手洗いをしてください。「自分一人くらいいいや」と考えないでください。手洗いも、うつらないためでもありますが、うつさないためでもあります。
3つ目、人が集まったり並んだりするときは2mから1mははなれましょう。人と距離をとることをなんと言いますか? そうですね。ソーシャルディスタンスです。ろう下やくつ箱のところで自分の前が混んでいたら少し待ちましょう。狭いところで立ち話をしないようにしましょう。後ろの人が通れません。運動場や体育館に並ぶときは、両手を伸ばしてくるっと1回転してみてください。誰かに手がぶつかりそうになったら、ぶつからないところまではなれましょう。
最初にもお話ししましたが、この病気は「いつのまにかうつってしまっている」ことがあります。うつりたくてうつる人はいません。でも、うつってしまう可能性はだれにもあります。ものすごく気をつけていてもうつることがあるかもしれません。もしも、自分の周りにうつってしまった人がいても、差別やいじめは決してあってはいけません。一番つらい思いをしているのは本人なのです。予防に努め、みんなで力を合わせて、コロナウィルスと闘っていきましょう。