学校日記

PTA総会 校長あいさつ 4/27

公開日
2023/04/28
更新日
2023/04/28

PTA活動

1 本校の教育目標など
 本校の教育目標は、「心身ともに健康で、正しい判断力をもとに、勇気と思いやりを持ち、夢の実現に向けて自ら学び行動できる児童の育成」です。その目標に向けて、「命を大切に 命を輝かせて生きる」児童の育成に向けて取り組んでいます。
 授業では、「貴船スタンダード7か条」を元に、学習マナーの基本を学び、主体的で対話を多くした授業を展開しています。また、キャリア教育にも力を入れています。昨年度は、元福岡ソフトバンクホークスの監督だった工藤公康さんをはじめ、第一線で活躍してきた方々を招いて講演会を開催しました。キャリア教育を通して、夢や希望を持って、未来へ生きる力を育てます!本年度も、5月27日(土)学校公開日に、56年生を対象に、元北京オリンピックバレーボール選手の櫻井由香さんを招いて講演会を行います。保護者の方も参観できますので後日お配りするチラシをご覧ください。

2 子どもと職員の安全と安心のための3つのお願い
 1つ目は、登下校時の子ども見守り活動のお願いです。現在、多くの保護者の皆様が旗当番で朝の登校の見守りをしてくださっています。朝のお忙しい時間に、地域の子どもたちの安全のためにご協力くださりありがとうございます。一方、旗当番の担当のいない地域もあります。ぜひ、旗当番でなくても、ご自宅から集合場所まででも結構ですので、多くの大人の目で子どもたちの登校の安全を見守っていただけると助かります。
 学校では、交通安全指導を年間計画に従って、毎週一斉下校時、毎日の学級指導の中で交通安全指導を繰り返し行っています。学校では、念入りに交通安全指導をしておりますが、実際に交通事故の起こる危険性があるのは、学校を出た外です。ですので、学校外の登下校について、保護者の皆様に登下校の様子を見守っていただき、危ないことがあれば、遠慮なく「危ないよ!」「ダメだよ!」と声をかけていただきたいと思います。ご協力をお願いします。
 
 2つめに、お子さんの健康に関するお願いです。「水分補給」と「早寝・早起き・朝ごはん」についてです。これから暑くなります。児童の健康安全のため、汗拭き用のタオルとともに、毎日水筒を持たせてください。そして朝ごはんについて。昨年11月、兵庫県に研修に行った際、脳科学の第一人者であり脳トレをあみだした東北大学教授の川島隆太先生の講演を聞きました。そこで、子どもが賢くなる秘訣を3つ話されました。実は昨年度の朝礼で子どもたちに話をしますが、その3つとは、「読書」「音読」「朝ごはん」だそうです。この3つがそろうと学力は上がるそうです。そして、この3つ+4つ目がそろうと、より定着率が上がるそうです。その4つ目はというと、「ゲーム・スマホは1時間以内」だそうです。こうした学習環境は、なかなか子ども自身だけでは作れません。ぜひ、賢くなる環境づくり「読書」「音読」「朝ごはん」プラス「ゲーム・スマホは1時間以内」の環境面でのサポートをお願いします。
 また、マスク着脱は個人の判断となり、着脱を強いることはありません。しかし、これから熱中症の心配がある場合には、マスクを外すことを推奨しますのでご理解いただきたいと思います。

 3つめに、行事の精選と復活についてです。ようやくにコロナがおさまってきて、制限をしていた活動や行事も、教育効果の高い行事を復活させていきます。例えば、調理実習や合唱なども、一定の換気等を講じながら実施しますし、水泳授業も、3年間のブランクを考慮しながら適度な目標を設定して再開していく予定です。
 一方、教職員の多忙もなんとかしなければなりません。なぜなら、子どものために、より分かりやすい授業を行うためには、日々教材研究をしたり、研修会や勉強会に参加したりする時間が必ず必要だからです。また、我々教師の心と時間にゆとりがなければ、豊かに子どもと心を通い合うこともできませんし、分かりやすい授業を行うこともできません。昨年度からは大幅に減らしはしましたが、B日課は我々教師の勉強の時間やよりよい教育を行うための会議や協議、研修や検討の時間にあてていますのでご理解いただきたいと思います。
 このように、教育の質を確実に確保しながら、子どもを導く教職員の在校時間を減らし、教職員が心身ともに健康で明るく元気に貴船っ子を導けるようにしています。ご理解いただきたいと思います。

3 いじめ・偏見・差別はしない
 新型コロナウィルス感染症については、ようやく出口が見えてきました。学校では、3月末に「マスク着用等の考え方の見直し」の文書でお知らせしましたように、4月1日から基本的にマスクの着用を求めていません。ウェブサイトのトップページにも「貴船小 新型コロナウィルス対策0407」を掲載しています。教職員がお子さんにマスクの着脱を強いることはありません。ただ、活動の場面に応じて、換気など、一定の感染対策を講じて行います。ただし、咳やくしゃみの際には、咳エチケットを行うように指導します。あわせて子どもたちに話したのは、「人の嫌がることを言ったりやったりしない」ことです。つまり、マスクの着脱に関して、仮にマスクをしている子がいたとしても、逆にマスクをとっている子がいたとしても、人の嫌がることを言ったりやったりしない、いじめをしない、差別や偏見を持たないことを指導しています。
 
4 おわりに
 若い先生方が年々増え、貴船小職員、若返っています。若手職員は、ベテランの先生方と違い、上手くできない面もあるかもしれませんが、若さと情熱があり一生懸命です。ベテランの先生や外部から講師の先生に来ていただいたりして、指導していきます。先生方を信じ、ご理解をいただきまして、見守っていただきたいと思います。
 以上、長々とお話をしましたが、全教職員46名、「命を大切に 命を輝かせて生きる」児童の育成に向けて、責任を持ってがんばります!よろしくお願いいたします。