北部中学校体育祭「挑夢(いどむ)〜限界のその先へ〜」9/27
- 公開日
- 2022/09/27
- 更新日
- 2022/09/27
地域活動
秋晴れの本日、北部中学校体育祭、午後からの各学年集団演技を参観させていただきました。
1年生「北中体操」が始まりました。足を右に左に、腕を右に左に、体を倒し、前に後ろに、横に倒し、指先までピンと伸ばして見せ場を作ります。すると、演技の最中、どこからともなく、大きなうねりのような声が聞こえてくるではありませんか。よく見、よく聞くと、「みぎ—っ!、ひだり—っ!」「よーっ!!」という声が、演技の動作に合わせて、2・3年生の応援席から聞こえてきます。1年生の演技を、2・3年生全員が、あらんかぎりの大きな声で1年生を応援し後押しをしているのです。鳥肌が立つほどの感動を覚えました。先輩の熱い声援を受けて、演技する1年生の生徒の表情も、より一層凛とし、喜びに満ち満ちた表情になって、真剣に演技を披露していました。
1年生の頑張りを上級生が認め励まし、やっと1年生も、北中の一員として認められ、北中全校が、本当の意味で一つになった瞬間のように思えました。一つの伝統というものが、このように作られていくのですね。
続いて2年生「北中ソーラン」です。貴船小の運動会でも、4年生の子どもたちが精いっぱい頑張ったことを思い出しました。「ハー ドッコイショドッコイショ!」息の合った掛け声が北中グランド空高く響き渡ります。跳ねるような躍動感で一生懸命に踊る生徒さんたちの表情は、まさにみなぎる生きるエネルギーの塊のようでした。
そしてフィナーレは3年生「ぼくらのキセキ」です。僕は、そのひたむきな演技にくぎ付けになりました。その一生懸命さに、まさに、夢に限界に挑もうとする3年生のその姿に、心が震えました。ふと、指令台に立つ女性の3年生担当の先生に目をやると、心の全てを3年生の演技に向けているように見えました。3年生のそのひたむきな姿に感動しているのが手に取るように分かりました。なぜだか涙が止まりませんでした。富士小出身の子らを除けば、ほとんど面識のない生徒たちであるはずなのに、最高学年の心意気と、彼らを支え導いてみえた先生方の信頼という絆の強さを感じ、深く胸打たれました。
どの種目・演技も、生徒自身が、自ら主体的に動き、声を掛け合い、自主・自立の精神の下、活躍している姿が瞼に焼き付いています。自分たちで、自分たちの体育祭を盛り上げ、成功させようとしている様子がありありと伝わってきました。スローガン「挑夢(いどむ)〜限界のその先へ〜」を体現するように、素敵な体育祭、素敵な中学生たちでした。
こんな素敵な中学校に、貴船小の子どもたちが、心豊かでたくましく生きる力を持って入学することができるよう、本校全教職員一丸となって貴船っ子を導いていかなくては、と思いを新たにして北中を後にしました。
北部中学校の皆様、本日は参観させていただきありがとうございました。そして、感動をありがとうございました。