9月23日(金・祝) 今日は『秋のお彼岸』です
- 公開日
- 2022/09/23
- 更新日
- 2022/09/23
校長室便り
秋分の日は、「秋のお彼岸(ひがん)」とも言われます。これは、仏教の考えに影響をうけていると言われています。
人は亡くなると『三途(さんず)の川の向こう側』の『彼岸』に行くと言われます。その場所は、はるか西にあると考えられていました。そして、わたしたちの生きている世界を『此岸(しがん)』と呼び、彼岸の反対側の東にあるとされていました。
太陽が真東から出て真西に沈む秋分の日は、彼岸と此岸が最も近くなって通じやすい日と考えられ、先祖や亡くなった方を供養するようになったそうです。映画「君の名は」のクライマックスのシーンの「たそがれどき」のようなイメージでしょうか。2つの世界が近づき、大切な人をすぐ近くに感じられる日と考えられてきたんですね。
台風に発達予報の熱帯低気圧接近のため、お墓には行けないかもしれませんが、お墓の方角を見て拝んだり、家族と一緒に思い出話をしたりして、亡くなった方をしのぶ日になるといいですね。そして、今、自分の番を生かさせていただいていることに感謝し、「明日からまた元気に頑張るぞ!」という気持ちを新たにしたいと思います。