学校日記

3月20日(火)卒業式式辞

公開日
2018/03/20
更新日
2018/03/20

校長室便り

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 本日、大和東小学校第71回卒業式を滞りなく挙行することができました。保護者、地域の多くの皆様にご参列いただきありがとうございました。

式  辞 ※一部掲載
 (前 略)
 皆さんとともに過ごした日々を振り返るとき「優しさ」という言葉が私の心に浮かんできます。今から読むのは皆さんが書いた文集のある人の文章の一節です。「私は、4年生の2学期に転校してきたので、不安や心配なことが多かったです。でも、初めて会った私に「よろしくね」と話しかけてくれたり、学校を案内してくれたりと、優しい人が多くて、とても助かりました。」皆さんの優しさがよく表れています。今年度になって登校の状態がとてもよくなりました。それは、6年生の皆さんが低学年の子をよくリードしてくれたことも大きいと思います。中には、1年生の手を引き、あるいは少しでも軽くなるようにとランドセルの底を持ち上げるようにして登校する姿もしばしば見かけました。そんな皆さんの日頃の姿から後輩が感じとったものが、「卒業生を送る会」での呼びかけの言葉に表れていました。「僕たち私たちは6年生のようになりたいです。」「6年生の皆さんを尊敬しています。」と…。
 AI(人工知能)の時代がやってきました。10年から20年後には、今ある職業の半分は、AI(人工知能)にとって代わられるという予測もあります。10年から20年後というと、皆さんは、22歳から32歳です。多くの人が社会に出て働いていることでしょう。また、家庭を持ち家族とともに暮らしている人もいることでしょう。一体それはどんな世の中なのでしょか…。今より快適に暮らせるのでしょうか。それとも、生きづらい世の中なのでしょうか。いずれにせよ、どんなにAIが発達しても、人が人を思いやる「優しさ」は、それに取って代わられることはないはずです。いや、むしろ今より大切なものになるはずです。
 そんな皆さんに、皆さんが学習発表会で演じた「よだかの星」の作者である宮沢賢治の言葉をはなむけとして贈ります。「人間は他人のことを思いやって行動し、よい結果を得たときに、心からの喜びを感じるものである。その喜びこそ、人間愛に基づくほんとうの「幸せ」なのである。」
 (後 略)

平成三十年三月二十日  大和東小学校長 鷲 見 欣 尚