4月27日(木)PTA総会 ありがとうございました。
- 公開日
- 2023/04/27
- 更新日
- 2023/04/27
校長室より
<PTA総会より抜粋>
本年度、宮西小学校に着任しました校長の 秋山真一ですどうぞよろしくお願いいたします。
本日、総会議事が承認されましたことに、感謝申しあげます。ご退任された役員の皆様、これまで本当にありがとうございました。そしてPTA会長さんをはじめとする新役員・委員の皆様には、今後ともよろしくお願いします。
私たちは常に子どもと接しています。毎日いろいろなことが起こります。学年によっては、あの狭い教室に40人ギリギリの状態で学校生活を送っているクラスもあります。そして、大人と、こどもが一緒に生活している場です。その生活の中で、大人がかける言葉はとても重要で、スポンジが水を吸収するように…子供たちの心に吸収されていきます。
私たちは何かあると、とっさに、突発的に、またつい…といった感情で言葉を発してしまいます。その言葉はスポンジのような小学生の心に吸収されていることを十分注意し、接していかなければいけません。これは、私たち職員が肝に銘じて毎日を過ごさなければいけません。
そこで、お願いです。私たち先生の言葉より、常に重く、重要な意味を持つ親御さんの言葉、声掛けにほんの少し、配慮をお願いします。お子様の前で、他の友達のことを悪く言う。担任の先生のことを悪く言う…など、私たちの力不足の面は多分にありますが、お子さんの前で「ダメだね、あの担任は…」等という言葉は、少し思いとどまっていただけたらと…お願いいたします。学校にいる大人、地域の大人、ご家庭での大人、「大人が協力し合えば、必ず、まっすぐ、良い子が育ちます」
本校の教育目標は「夢と力と思いやり」です。キャッチフレーズは「自立を支援し、自律を学ばせる」です。
これからの時代を生きていく子どもたちにとって、学校は、将来、親元を離れ、一人で自立して生きていくために必要な土台を築く場であると思います。
「自立」とは、かんたんに言えば、一人前になることです。しかし、本当の自立は「自分でなんでもできる」ではなく、「自分一人ではできない、自分ひとりでは解決できない…わからない…」そんなときに、自ら「できないから助けてください、わからないから教えてください」が、きちんと言えることが自立だと思います。
何でも一人でできるから、大丈夫です…は、「孤立」を生み出します。社会との関わりを持たなくてもいい…と、勘違いしていまいます。
そして「自律」です。この自律は、まず、心のコントロールから始まります。小学生に世の中の法律や条例などといったむつかしいことはわかりません。だから、まず、友達や周囲とよりよい人間関係を構築できること。から説明していきます。それには…「聞く」「聞いて納得」です。そして、目標を見つけ、なりたい自分を見つけ、そのためには…と順番に学んでいく力を身に着けることです。簡単に言えば…「自己コントロール」できる能力や態度を学ばせたいと考えています。
こうしたことから、「自立を支援し、自律を学ばせる」というキャッチフレーズで学校運営にあたっていきたいと考えています。ご協力をお願いします。
また、本年度は愛知県知事から発表があったように、11月に県民の日を設定し、休日とする。さらに、県は本年度から公立学校の児童や生徒が自由に日を選び、校外で自主学習することができる「校外学習活動の日」も設ける…と発表がありました。詳細はわかり次第連絡させていただきます。
そこで、本校としても、何かできないか…と考え、PTA会長様とも相談させていただき、まず、月に1度ある第三日曜日の家庭の日前については学校からの宿題をなし、また他の週についても週に1回、曜日を決め、宿題なし日を作ろうと考えております。ただ「なし」にするのではなく。その日の翌日に、「昨日は何をやってきたかな?」と確認ができないか…と、考えています。好きな読書でも、モノづくりでも、習い事でもいいと思います。「何もない」ではなく、「自分で何かした」と言えるようにしていきたいと考えます。
最後に、私たち職員は、毎日、明るく教壇に立てるように努めてまいります。さらに、教員にあこがれをもってもらうように頑張って仕事をしてまいります。ぜひ、お子さんに将来「先生」いいんじゃない?という話をしていただければ助かります。「先生なんか…」という言葉が増えれば、先生の人気が下がってしまいます。この先、先生を目指してくれる子が少しでも増えるようにご協力をお願いいたします。
この1年、職員一同協力して頑張ってまいります。ご理解、ご協力をお願いいたします。