1月6日 自主研修講座「達人から学ぶ『国語科の指導と評価の一体化の本質を探る』」
- 公開日
- 2022/01/08
- 更新日
- 2022/01/08
研修会日記
1月6日(木)に、大妻女子大学の樺山敏郎先生を講師にお招きし、自主研修講座「達人から学ぶ『国語科の指導と評価の一体化の本質を探る』」を開催しました。
樺山先生は文部科学省国立教育政策研究所 学力調査官兼教育課程調査官として小学校国語を担当され、子どもの潜在能力を引き出し、やる気にさせる指導において全国で大変有名な先生です。その先生にご講義いただけるとあって、始業式前日にもかかわらず多くの先生方が参加されました。
樺山先生からは、教師の役割「IEFCC」の重要性や、評価基準を明確に持つこと、評価よりも指導に力を入れ、指導したことを評価し、十分でない場合はその基準に達するように指導をしていくことが「指導と評価の一体化」であるというお話をいただきました。
短い時間ではありましたが、ポイントを絞ってわかりやすくお話しいただき、大変貴重な学びの機会となりました。
<参加者の感想(一部)>
・子どもたちにも「これをするとどんなことができるようになるかを知らせてから活動を行うとよい」ということが一番心に残りました。
・国語はあいまいなことで終わらすことが多かったのですが、教えるべきことはしっかり教え、子どもたちがこの授業で何がわかればいいのかをはっきりさせて授業をすることが大切だとわかりました。教師の「教えたいこと」が、子どもの「学びたいこと」に変えられる教師になりたいなと思いました。
・評価より指導、基準と規準の違い、CからBにあげる、単元指導計画のリニューアル、3観点の目標を教師だけでなく子どもも知りマウンテンに一緒に登る、など、心に刺さる言葉がたくさんあって、新年早々、とても刺激になりました。明日からの授業でも意識して取り組んでいきたいです。
・教務主任として理解しておきたいことが短い時間のなかにたくさんありました。教師の役割、授業や単元のゴールを子どもと共に共有しながらゴールへ向かうことなど、近日中にミニ現職教育で伝えたいと思います。ぜひ、続きの講演を受けさせていただきたいです。
・今まで断片的だった教育のキーワードが繋がり、整理できました。指導と評価の一体化。基準と規準。B基準。指導に生かす評価と記録に残す評価。学びのプランや学びのマウンテンは是非実践してみたいです。
・本校での現職教育の方向が、現在の学びの動向に沿っていることが確かめられました。現職教育研究授業に、今回の評価についての研修内容を取り入れていきたいと思います。