7月9日(火) 1年生 原野に泉 vol.20
- 公開日
- 2024/07/09
- 更新日
- 2024/07/09
1年生
“水が合う、水に慣れる”
・その土地の環境・風土に慣れる・・・水に慣れる
・その土地の環境・風土になじむ・・・水が合う
7月に入り早や1週間、1学期も残すところ1週間
一中の環境に慣れ、馴染み、伸びやかに育ってきた
新たな仲間たちと絆を育み、ココロを繋いだ4か月
その中で作り上げ、培ったものが1学期の成果
水が合い、水に慣れると順調に成果が期待できる
生徒が馴染める水を生成することがわれらの務めである
しかし慣れがもたらす弊害もある 水を用いた教訓二つ
「水の低きに就くが如し」(孟子)
水は低きに流れ、人は易きに流れる。水が自然と低いほうに流れるように、人は安易な方を選びがちである。これは楽な道に流されないようにという戒めの言葉。
「上善如水:上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、衆人の恵む所に処る」(老子)
最高の善は水のようなものである。水は万物に利益を与えながらも自らを主張することなく、様々な器によって自らの形を変えて争わない。そして皆が嫌がる下の方に身を置く。
これは、水の流れに逆らわず自然に身を置きながら静かな心境でいて、低きところに水が溜るように自らを大きくすべしという生き方の指南。
子らに湧き出る笑顔との出会いがわれらの泉
これからも子らの自然な成長を見守りつつ、佳き道へと導いていきたい