学校日記

7.20 1学期終業式 ≪校長室≫

公開日
2022/07/20
更新日
2022/07/20

校長室から

<令和4年度1学期終業式式辞より抜粋>
 4月始業式・入学式の新たな出会いから始まった約70日間あまりの1学期、それぞれの学年の生徒ひとりひとりが、学校生活の中でさまざまな成果と課題を振り返りながら、この1学期がもうすぐ終わろうとしています。

 この1学期は、各学年の大きな行事がありました。3年生の修学旅行、2年生の自然ふれあい教室、1年生の校外学習。どの行事も感染症対策を講じながらではありましたが、予定通り無事に実施することができました。やはり、「あたりまえのことがあたりまえにできる」ことの喜びや幸せを、とても感じることができた1学期でありました。

 1年生の皆さん。皆さんは、入学の日から毎日が初めての体験でした。教科ごとに先生が替わる授業や初めての部活動など、小学校とは違う新鮮な驚きにとまどいながらも、みんなと共にしっかりと過ごすことができました。どんなことにも奥中生としての自信をもって行動できるように、毎日の家庭学習から、また、部活動や先輩の姿から、自分を見つめ直し、さらなる成長につなげ、真の奥中生として改めてスタートできるように努力してください。

 2年生の皆さん。皆さんは、中堅の学年として活動する姿勢を見せながら、後輩である1年生を支え、3年生の先輩を助け、新たなリーダーとなる学年としての決意をもって活動し始めています。自然ふれあい教室では、奥中学校の新たな良きリーダーとして期待できる頼もしい活躍ぶりでありました。それぞれが自分のやるべきことの役割と立場を理解して実践できたことは、2学期の充実した学校生活につながっていくことだと思います。1年生からの成長を実感できた学期でした。

 3年生の皆さん。皆さんは、学校のリーダーとしてあらゆる場面でそのリーダーシップを発揮し、学校の支えとなるふさわしい活躍をしてきました。とりわけ、生徒会や委員会の諸活動、部活動にも進んで取り組み、いつも学校の中核として下級生を引っ張り、その後ろ姿で後輩たちに示してくれました。また、修学旅行では、仲間とともに楽しみ合いながら、笑顔が絶えない最高の思い出となった修学旅行でありました。
 「地道徹底」「自立貢献」や生徒会スローガンである「奥道」のもと、修学旅行を心から楽しみながらも、全員が1つ1つのことをしっかりと行い、全力で取り組む姿、そして人の役に立ち、人のために行動する姿が印象深く残っています。
 今後の生活においても、自分自身の甘えを捨て、我慢をする心を持ちながら、自分や自分たちで正しく判断し行動できることを期待しています。
 そして、この夏休みには、上級学校などの体験入学を控えている人も多いと思います。目の前のことももちろん大切ですが、将来という先々を見通して、今自分に何が必要なのか、何をしなければならないのかを、はっきりさせて行動に移してほしいと思います。

 さて、この1学期が始まる4月7日の始業式では、入学や進級にあたり、この1年間、大切にしてほしい3つのことをお話しました。1学期の自分自身をしっかりと振り返ってみてください。
 〜中略〜
「あたりまえのことをあたりまえにやりきること」
「今できることを精一杯やり、挑戦すること」
「自分の命、すべての命を大切にすること」

 この3つは、今年度1年間を通して大切にしてほしいことです。もちろん、明日からの夏休みの生活の中でも、この3つは大切にしてほしいと願っています。

 〜中略〜

 明日から始まるこの夏休みは、みなさん一人一人にとってはとても大切な貴重な時間にもなります。みなさんの心がけ一つで良くも悪くもなる42日間なのです。家庭での学習においても「やるべき時に、やるべき事を。しっかりとやり遂げる」夏休みを皆さん自身の次の活動につなげるため、自分を成長させるための時間として、自分で自分の行動を決めて実践してください。

 〜中略〜
 そして、9月1日の始業式には、たくましく成長した皆さんと会えることを楽しみにしています。
 
 以上、1学期終業式の式辞とします