今中日記

12月17日 夏は暑くて冬は寒い

公開日
2014/12/17
更新日
2014/12/17

お知らせ

 当たり前です。夏は暑くて冬は、今日のように寒く冷え冷えとします。でも、これはどうしてなんでしょうか。理由を考えると、難しいものがあります。多くの人が、「夏は太陽に近くて、冬は遠いから」と考えますが、日本の位置ではこれは当てはまりません。(ちなみに地球が太陽に一番近づく日は、1月の初旬で、毎年微妙に変わります。)
 教室では、太陽代わりにハロゲンランプ。地球は球状の発泡スチロール、そこに巨大な人間が刺さっています。この地球が、公転面に立てた垂線から地軸を、23.4度傾けて自転しています。このモデルを、自由に動かしながら、夏と冬の理由を考え、その結論を短い文章にして黒板に貼りました。班での話し合い活動が活発に行われ、9つの班がそれぞれの意見をまとめています。
 最後は、このモデルの位置にビデオカメラを持っていき、太陽がどのような位置にみえるのか、天の北極から見ると、昼間の時間はどうなっているのかが確認されました。見えないもの、そこに行けないものをいかにモデルを使って実感させるか、そしてその理由を言葉で正しく伝えられるか。理科の大きなテーマです。