9月11日 思いを感じる心
- 公開日
- 2014/09/11
- 更新日
- 2014/09/11
PTA・楠の会
体育祭の練習が真っ盛りですが、きょうは2学期初めての、読み聞かせの日でした。ちょうど1年前、生徒に本の面白さ、読書の楽しみを知ってもらいたいという思いから、一日の日課見直しの際に、15分間を朝読書に当てたときから、読み聞かせを考えていました。
PTAの皆さんに相談したところ、小中連携を生かして、中学校へもたくさんの皆さんが来ていただけるようになりました。いつも来てくださるみなさんは、現役のPTAの方はもちろん、OG,OBの方、今伊勢連区の方、一宮の読み聞かせサークルでご活躍の方など、多岐に渡っています。
読み聞かせの様子を毎回見るたびに、生徒の表情が豊かに変わっていくのを感じています。緊張感だけだったころにくらべ、本当に紹介してくださるお話に、入り込んでいるようで、心を豊かにする、とても大きな力になっていると感じています。
一方、図書館の利用率がとても低かった本校ですが、図書館の司書さんにも大変協力していただいて、読み聞かせの効果と共に、ずいぶん利用率も上がってきました。
活字を追って読書すること。良い図書を紹介されて、興味関心を高めること。そんななかで想像力を育て、心を培い、より良く思考し、自分なりの考えをしっかりと構築していくことこそ、思春期の中学生にとって、何ものにもかえがたい宝物になると確信しています。
今の一番の願いは、読んで下さる方々へ、思いを馳せる生徒になってほしいということです。
読み聞かせをされる皆さんは、この夏間違いなく、中央図書館や本屋さんに出かけ、9月に、あるいは今後、生徒のためにどんな本を紹介しようかと悩まれたり、読み聞かせの練習をされたりされたことと思うのです。
わずか15分の時間ですが、そこには読み手の思いが詰まっていることに気づいてくれているでしょうか?
そんな思いが汲み取れる今中生であってほしい。いや気づいてくれている生徒は、きっといると確信しています。
さあ体育祭まであとわずかです。1、2年生は3年生の、3年生は後輩たちの願いや思いを、お互いに汲み取りながら、すばらしい時間を共有しましょう。y