今中日記

9月9日 人権教育指導者研修会に参加しました。

公開日
2014/09/09
更新日
2014/09/09

PTA・楠の会

 午後から尾西生涯学習センターにて、母親代表さん、PTA会長さんとともに、人権教育指導者研修会に参加してきました。
 今日は講師として、原田・高橋法律事務所の弁護士 高橋直紹さんをお招きして「子どもに対する虐待 -私たちにできることー」と題したご講演を聴きました。
 弁護士として、直接関わった事例を中心に話される内容は、現実に家庭で起きていることなのだということに衝撃を受けることばかりでした。
 その話の内容をまとめると・・・
1 虐待には、・身体的虐待・性的虐待・ネグレクト・心理的虐待の4つがあること。
2 いくら親の目線から「しつけ」と言っても、「虐待」に当たるか否かは子どもの視点から心身に悪影響があるかどうかで判断されるということ。
3 非行に走る子どものほとんどは、背景に家庭での虐待があること。
4 「虐待」の解決は、とても遠く、命が助かればそれでよいということはなく、心の傷が永久に癒せないこともあるということ。
5 さらに、「虐待防止法」のお話から、虐待を受けている、受けたと思われる子どもを発見した者(国民全て)は児童相談所に報告しなければならない義務があるということ。
6 虐待はどの家庭でも起こりうる可能性があること。
7 気にかかる子どもがいたら、まずは児童相談所に相談すること。虐待をしてしまった親を責めるのではなく、援助する必要があること。
  
 一人一人の子どもたちの未来を、おとなとして守っていかなければならないと感じました。この内容は、本校の先生方にも伝え、学校全体で見守っていきたいと思います。y