9月8日 掃除
- 公開日
- 2014/09/08
- 更新日
- 2014/09/08
こころを育てる
「掃除」というのは、やろうと思えば誰にでもできることです。ほうきで掃く、ゴミを集めて捨てる。雑巾で拭くなど、複雑な思考も高度な技術も必要ありません。
しかし、しっかりできる人、逆にできない人がいます。その違いは何なのでしょうか。
ずばり言えば、それは「心」の持ち様の違いです。
清掃は心を磨く時間だと思っています。
私が新任の頃、清掃時、「床の光は、心の光」と子どもたちに教えている先輩の先生がいました。
「 床を磨いてるんじゃないよ。心を磨いてるんだ。その証拠に、自分がぴかぴかに磨いた床をみると気持ちがいいでしょう。床と一緒に、あなたの心も光ってるから気持ちがいいんだよ。」うむ、なるほどと、感心したものです。
清掃を掃除の手順や清掃道具の使い方を知って、やらされていると考えるのではなく、心の勉強だと考えてみてください。
今伊勢中には、清掃中に、見て回ると、生徒と一緒になってぞうきんを掛け、ほうきを持って掃除に取り組む先生がたくさんいます。だからこそ、この学校は心を磨く生徒でいっぱいになるのだと思います。これこそすばらしいことなのです。