6月12日 日課表のこと
- 公開日
- 2013/06/12
- 更新日
- 2013/06/12
お知らせ
以前にもお伝えしたとおり、今年度は学校の教育計画の見直しを行いました。そのひとつが日課表です。
生徒の毎日の学校生活の基盤となる時間配分は、とても大きな影響を及ぼします。
今年度は、以下の点を考慮し、変更を行いました。
1 登校後の落ち着いた一日のスタートをさせたい。
2 朝の読書の充実を図りたい。
3 授業のはじめの「ねらい」と、終末の「まとめ」の時間を徹底して確保したい。
4 給食の時間の問題点を解決したい。
5 部活動の時間をしっかりと確保したい。
何度も会議を持ち、改善のための糸口を見つけ出そうとしてきた結果、今年度の日課になりました。
スタートして約2ヶ月半、朝の静かなスタートができ、5分拡大した「朝読書」の効果も上がってきていて、本に親しむ生徒たちがどんどん増えています。今年度中には、ぜひ保護者の方々のご協力を得て、「読み聞かせ」を実現したいと考えています。ご協力ください。
また給食準備、会食、その後の清掃と放課の時間もたくさんのゆとりの時間が生まれました。教師が生徒と話したり、様子をつかんだりする時間も増え、一人ひとりにきめ細かく対応できるようになりました。給食後の清掃は、食後に汚れた教室環境を美しくすると言う意味で、最適だと考えます。朝の登校後の、どたばたしたなかでの清掃とは違い、ていねいな清掃活動ができるようになりました。
もっとも変化したのは、授業です。いままで45分から50分の授業に変わりました。わずか5分ですが、この時間こそ重要です。いわゆる「まとめ」の時間は、1時間で学習した内容の振り返りを行い、頭の中を整理できる時間です。何がわかって何がまだ理解できていないのか、それをつかむことが大切なのです。
派生的な効果もあります。一番の変化は、遅刻する生徒が激減したことです。ほぼ0に近い毎日が続いています。(ただし、JRや名鉄の線路を渡ってくる生徒の皆さんは、くれぐれも時間に余裕を持って登校してください。決して無理に踏切を渡るようなことがないように)このまま、冬の時期も含めて続けばと思っています。
日課は変わりましたが、その上で生活する先生や生徒たちの意識が変わらなければ何もなりません。今伊勢中学校のよき伝統を守りつつ、生徒たちのためのよりよい教育をすすめていきます。y