今中日記

6月5日 子どものしかり方、ほめ方

公開日
2013/06/05
更新日
2013/06/05

こころを育てる

 毎日の学校生活では、教師が生徒の行動について、さまざまな指導をしています。時には、相手に大きな迷惑をかけてしまったり、ケガを負わせてしまうこともあります。そんなときには、しっかり反省させ、しかることもあります。ただし、やってしまった事実について厳しくしかっても、人を否定するものではありません。人とモノをしっかりと区別しています。
 しかし、できれば毎日、子どもたちのさまざまな良さを見つけ、ほめ続けられればと思います。
 自分の良い点に気付いてくれる大人の存在というのは、子どもにとってとても大切なことです。いわゆる自己肯定感を持った子は、しかられてばかりいる、いつも自分に自信のない子に比べて、全ての面で伸び率が違うからです。
 今月の「子とともに ゆう&ゆう」は、子どものほめ方の特集です。下の調査結果を見ていただくとわかるように、日本の子どもの自己有用感(わたしは価値ある人間だと思う)は世界的に見てもとても低いのです。やはり私たち大人の接し方が大きく影響しているようです。
「子とともに ゆう&ゆう」には、ほめ方の10の心得が載っていましたので、参考にしてください。
1 スキンシップをとりながら・・・小さな子どもには特に大切なこと。
2 その場ですぐに・・・良いところを見つけたら、すぐにほめることが大切。
3 ありがとうもほめ言葉・・・感謝の気持ち尾伝えることで、自信を持ちます。
4 大げさに伝える。・・・時には役者になったつもりで感動を伝えましょう。
5 他の子と比べず、以前の様子と比べてほめよう・・・本人の成長をほめましょう。
6 小さな成長にも目を向けて・・・見つめると見つかる小さな変化。
7 ポイントを見つけて具体的に・・・よりところを具体的にほめましょう。
8 結果よりも取り組む姿を・・・目標達成のために努力していることをほめましょう。
9 子どもがほめてほしいことを・・・親子で同じ喜びを味わえるように
10 ほめる理由を伝えましょう・・・理由をはっきりと伝えることが次への意欲に・・。
 よい人間関係から、優しい心がはぐくまれます。