3月11日 Think globally, act locally
- 公開日
- 2013/03/11
- 更新日
- 2013/03/11
こころを育てる
2011年3月11日、午後2時46分。あの瞬間から、私たち日本人には、とても大きな宿題が与えられました。この課題を解決するには、人類の智恵を集めて対応し続けなければなりません。毎日報道されているニュースからは、復興の遅れ、原子力発電所の危機的な状況、身内を亡くし、家族が傷つき、さらに町や地域のつながりを裂かれた人々の悲痛な叫びが届いてきます。
この2年間、まだ何も解決できていないことが山積みされています。地震とそれに続く津波の巨大な自然災害に加えて放射能の問題が重なり、その復興は並大抵のことではできないと感じます。生活を豊かにするはずの科学文明が、人間の命と生活を脅かしています。地域の文化や伝統を消し去ってしまいつつあります。
しかし、そんななかでも必死に生きていこうとしている人たちがいます。新聞記事から紹介しますので、ご覧ください。(毎日新聞より)
今日は、朝の放送で全員黙祷を行いましたが、この状況で、中学生に何ができるのでしょうか?
そのひとつの答えが"Think globally, act locally"(グローバル、つまり世界規模で考え、ローカル、地域や自分の周りのことに関わって行動する)でしょう。
どこまで深く理解し合えるのか、物事を縦軸と横軸にしっかりと整理し、今、今後自分たちができることを考え、十分に話し合い、できるだけ多くの仲間とともに行動できるようになることが大切です。それは必ず自分にとって大きな力となり、これからの生き方に反映されてくると思います。
同じ時間をともに生きる人間として、しっかりと考えたいことです。