12月21日 終業式
- 公開日
- 2012/12/21
- 更新日
- 2012/12/21
こころを育てる
大きな行事、スポーツ学習に全力でがんばった2学期が終わります。みなさんひとりひとりの成果はなんでしょうか?そして残された課題は…?
今日の終業式では、「くぎの穴の教え」というお話をしました。
くぎの穴の教え
アメリカの初代大統領ジョージワシントンの実話です。
ワシントンは、子どものころ相当な乱暴で粗野な子どもでした。父親の大切にしていた桜の木を切ってしまった話を知っている人がいるかもしれません。
ワシントンは、とんでもないいたずらが多く、父親は大変困っていました。
あまりにもいろいろな悪さをするので、ある日、台所の大きな柱にワシントンを呼び、こう話しました。
「これから悪いことをしたら、この柱に太いくぎを打ち込むことにする。もしよいことをしたら、くぎを1本抜くことにしよう。」そう言って、ワシントンが自分の行いを見直す機会を待つことにしました。
しかしなかなかワシントンの乱暴やいたずらは、簡単にやみませんでした。何度も何度も同じ過ちを繰り返して、柱はくぎだらけになってしまいました。
しかし、年月がたち、ようやく落ち着いて自分の行動を振り返ることができるようになって、よい行いをしたり人を助けたり等、優しい心で行動することができるようになってきました。
そこで父親は約束どおりくぎを抜いてくれました。そしてとうとう最後のくぎを抜く時がきた時、父親はワシントンを呼んで、「おまえはほんとうにいい子になった。ごらん、くぎは1本もなくなった。」と言いました。
ワシントンは、父親にほめられて、うれしそうにくぎのなくなった柱を触りました。
そしてさらにこう続けたのです。
「この柱にはくぎは、1本もなくなった。だが見てごらん。このくぎの穴は直すことができない。神様でなければこのくぎの穴を元通りにすることはできないんだよ。」
「くぎが打たれた後の穴はそのまま残るんだ。いくら謝ってもいくら良い事を重ねても一度傷つけた相手の心の傷はついたままなんだ。だから決して人を傷つけてはいけない。」と言いました。
ワシントンはその言葉を聞き、心から自分を反省し、二度と同じ過ちを繰り返さないことを誓いました。
その後のワシントンは、いつも「くぎは抜けばいい」ではなく、「くぎを打ち込んではならない」との考えをもとに、大統領としてもすばらしい仕事をしたといわれています。
みなさんはどうでしょう。自分自身に、そして自分の周りの人に、「一生消えないくぎの穴」を作ってしまっていないでしょうか。
この冬休み、「自立」の心で、自己に厳しく、人に優しく生活して「くぎをうちこまない」「くぎの穴を作らない」生活をしましょう。
1,2年生にとっては、学年最後の、また3年生にとっては、中学校最後の冬休みです。
学校の補充授業、課題、そして、入試対策など、どれだけやっても不安は増すばかりです。でも、今しかできないこと、今だからできることがたくさんあります。それをていねいに一つ一つこなしていくことこそ、自立そして成功への道です。
冬休み、全員が悔いのない充実した日々を送ってください。 y