9月1日 始業式にて
- 公開日
- 2022/09/01
- 更新日
- 2022/09/01
校長室より
始業式で話した一部を掲載しました。
2学期も、すべての学級が、安心できる居場所になってほしいと願っています。
(前略)
7月1日から「呂布(りょふ)カルマ」というラッパーを起用して「不寛容な時代〜現代社会の公共マナーとは〜」というテーマでラップバトルを用いて「たたくより、たたえ合おう。」というテーマのメッセージ広告が放送されています。
(中略)
ここに焦点をあてたメッセージになっていると思いました。「他人の失敗や人との違いに対して「たたく」、つまり偏見をもったり差別したり、陰で悪口を言って「たたく」風潮に対して、お互いを認め合う大切さや、そこから生まれる交流に目を向け、気づいた人から見直してみようと伝えたいのではないかと捉えています。
今伊勢中学校は「自他共栄」をめざしています。「真心」を込めた関わり、そこに生まれる「感謝」の気持ち、そして、「たたくより、たたえ合う」人と人との「信頼」関係をあなたの教室、あなたのチーム、あなたの学年で培うことが、自分もまわりも、ともに成長する「自他共栄」の学校へとつながると思います。
イメージしてみてください。もしもあなたが辛い思いをしているときに、誰かがそっと「どうしたの」と声をかけ、聴いてくれたり、あなたと一緒に「よし、一緒に頑張ろう」と声をかけたりしてくれたら。「たたくより、たたえ合える」学級であったなら。
学校生活の本番は2学期です。夏休みに十分にエネルギーをチャージしたあなた、暑さや面倒くささに負けることなく、この2学期を大切に過ごしてください。
(中略)
悪口や意地悪、いじめのない、安心できる教室を、あなたと、あなたの周りみんなで、お互いを尊重する「リスペクト」の気持ちを大切にしてつくり上げてください。そして、実りの多い学期にしてほしいと思います。