12月23日 終業式
- 公開日
- 2021/12/23
- 更新日
- 2021/12/23
校長室より
終業式で、全校のみなさんにお話をした内容を抜粋して載せました。
先日とてもうれしい電話が学校に入りました。電話の内容はこうです。「朝、自分がゴミ出しの準備をしていたところ、今伊勢中学校の生徒が通りかかり、背を向けていた自分に向かって「おはようございます」と声をかけてくれた」という電話でした。最近は不審者かもしれないから、見知らぬ人に近づかないでともいわれています。でも、その状況は、明らかに不審者ではありません。その生徒は、そう判断したと思います。そしてさらに「おはようございます」と自分から声をかけたのです。すごい勇気だと思いませんか。電話の方は最後に「朝からすばらしいエネルギーをもらいました。今日もまた頑張ろうという気持ちにさせてもらえました」と言って電話を切られたそうです。「あいさつ」には、人を元気にする力があります。
中略
2学期は長く、いろいろなことがありました。9月いっぱいが緊急事態宣言となり、夏休み明けの活動や行事が延期や中止となり、部活動の新チームの練習すらできませんでした。その中で、新人大会をやり切った2年生1年生のみなさん、よく頑張りました。そして、体育祭。夏休み中から応援の団旗の制作や応援の振り付けに、自分から進んで携わり、後輩に指導してくれた3年生のみなさん、素晴らしい活躍でした。見事に後輩に伝統を引き継ぐことができました。ありがとう。そして合唱コンクール、クラスの中で試行錯誤を繰り返し、本番に向けて気持ちを高めた今中のみなさん、立派な姿を披露してくれました。
昨年は、保護者や地域の方々へ披露できなかったこの行事を、参観された保護者やボランティアの方々から、「すてきな合唱コンクールでした」との感想をたくさんいただきました。今中の生徒のみなさんの活躍をとてもたくさんの方々が見守ってくださっていることを実感しました。
中略
さて、明日から冬休みです。夏休み前に私が言ったこと、覚えていますか。それは、「感謝」の気持ちをもち「ありがとう」をたくさん言おうでした。今伊勢中学校いじめ追放宣言書にも、一日一回以上「ありがとう」を言います。と書かれていました。この1年を通して、あなたの周りの人みんなに「ありがとう」を伝えてください。いじめ追放宣言は、つくることが目的ではありません。実行することが目的です。いじめは許さない、こう固く決意することから始まります。人を辛い気持ちにさせる言葉を使わない、温かい学校にしてください。
そして、始業式で紹介した、オリンピックの乗馬に出場した「戸本」さんのように、「自分の人生頑張れば面白くなり頑張らなければ面白くならない」の通り、令和4年にあなたが出会う「面白いこと」に向けて、あなたが何を計画し何を実行するか、考えるにはこの年末年始は絶好の機会だと思います。大切に過ごしてください。
最後に、2学期も、命を大切にし、命を落とすことなく無事でいてくれた今中のみなさん、どうもありがとう、この休みも交通事故などに気をつけ、あなたの心と、あなたの命を大切にしてください、冬休みが終わったらまた会いましょう。「ありがとう、また来年。」