5月15日(金) 3年5組担任より(3年生)
- 公開日
- 2020/05/15
- 更新日
- 2020/05/15
3年生
最近、バラエティー番組を観る機会が多くなりました。番組を観ていると、「お笑い芸人ってすごいな」と思うことがあります。漫才師は、師匠となる人に弟子入りをし、師匠のまねをしながら芸を覚えていくそうです。漫才という特殊な技能は、弟子として師匠の芸を間近で見て覚えるのが一番効率がいいためです。もちろん、はじめは上手くできませんが、実力のある人を見て、真似して、その本質を吸収していきます。
実は、漫才師に限らず、なんでもそうです。言葉が話せるようになったのも周りの人の真似から、自転車の乗り方や、礼儀やマナー、人が何かを身につけようとするときの基本は「真似」からです。初めから上手くできる人は、誰もいません。尊敬できる人を見つけて、できるようなふりをしていく、そのうちに身について本物になっていきます。「そうであるかのように振る舞う」というのを「As Ifの法則」といい、心理学でもその効果が認められています。
「できるわけがない」と思うのは誰でも同じです。そう思って「諦める人」と「真似ができる人」の違いだけです。一度や二度でできないのは当たり前。諦めず、何度もしぶとく続けていくうちに、次第に力になっていきます。
勉強が苦手、運動が苦手、まずは、できる人、得意な人を徹底的に真似してみよう。続けていくうちに、少しずつ本物に近づいていきます。そのうちに、独自の持ち味ややり方も身についていくのです。