4月21日 3年学年主任より(3年生)
- 公開日
- 2020/04/21
- 更新日
- 2020/04/21
3年生
大切な思い出や大事なことは,ずっとずっと覚えていられたらいいのに…誰もが一度は思ったことがあるでしょう。その思いに反し,記憶というものはどんどん薄れてしまうものです…。
『エビングハウスの忘却曲線』というものがあります。
人は一度記憶したものを「20分後には42%を忘却し,1時間後には56%,1日後には74%,1週間後には77%,1ヶ月後には79%を忘却する。」というものです。
つまり,1ヶ月経ったら21%のことしか覚えていないということです。忘れることを防ぐのは無理。では,「忘れてしまうからどうするか」を考えなくてはいけません。この理論には重要なポイントあります。
それは,この忘却は,「2日後に10分,7日後に5分,1ヶ月後では2〜4分『復習』をすることで,記憶が回復できる」ということです。
学習と復習を関連づけて勉強していくことが,自分の知識をより確かなものにしていきます。私は,「長い時間×勉強量=記憶力」ではなく,「短い時間×回数×勉強量=記憶力」が,記憶を定着させる絶対の公式だと思っています。「コツコツがカツ(勝つ)コツ」受験を控えるあなたたちには,今『自学』の力が試されるときです。