今中日記

4月15日 2月4組担任より

公開日
2020/04/15
更新日
2020/04/15

2年生

 依然として、皆さんにお会いできない日々が続いています。お元気ですか。やっぱり生徒の皆さんのいない学校は活気がなく、寂しい限りです。一日も早く、学校でお会いしたいですね。「明るく素直に元気よく!」をモットーに今年一年間よろしくお願いします。
 さて、現在社会科の教師の私が一番関心があることはカミュ著の「ペスト」の本です。こんな時世なのであらためて読む方が多いようです。ペストというと中世ヨーロッパの末にヨーロッパの3分の1の人口が亡くなったという当時の疫病です。またの名を黒死病といわれ、人類の歴史の中で、最も致死率が高く壊滅的な被害もたらした伝染病のひとつです。現在社会においては、新型コロナウィルスがこれにあたり、現代人に多くのショックを与え続けています。過去の歴史をひも解いてみると「オイルショック」「ドルショック」などとありとあらゆるショックを受けながら、人類は21世を迎えました。どんな時でも私たち祖先は、さまざまな困難を乗り越えながら力強く生き延びてきました。だからあらためて、先人たちに聞いてみよう!今こそ歴史をしっかり学び、どうしたら乗り越えられるか。こういった非常事態はどのように終息していくのか。人類の歴史は繰り返されるといいます。先人たちの声・意見をきくことで何かしら希望の光が差してくることを私は信じます。今こそ、真剣に歴史を学んでいこう!歴史の中に実は、私たちの未来を灯す光がちゃんとあるのです。どうして社会を学ぶか?少し理解していただけるとうれしいですね。