3月5日 卒業式
- 公開日
- 2019/03/05
- 更新日
- 2019/03/05
お知らせ
本日は、春の暖かな日差しの下、第72回卒業式を挙行するにあたり、多くのご来賓の皆様、保護者の皆様にご臨席いただき、誠にありがとうございました。厳粛な中にも心温まる卒業式とすることができました。
本校を卒業される241名の生徒の皆さんのこれからの活躍を心より願っています。
本日の式辞(一部、 抜粋)を載せさせていただきます。
卒業生の皆さん、皆さんと私との出会いは一年前、今年度の入学式・始業式の日でした。この屋内運動場で、大変落ち着いた雰囲気の中、皆さんに温かく迎えられました。皆さんとの付き合いはたった一年間でしたが、私にとっては、今伊勢中学校で初めての卒業生となりますので、特別な思いでこの日を迎えています。
そして、さまざまな行事が、昨日のことのように思い出されます。
修学旅行では、フジテレビでの番組つくりや各企業の見学を通して、職業について考える学習をしてきました。夏の暑さや冬の寒さに耐えて努力し高い目標を掲げて全力で頑張った部活動、最後の夏の大会では、三年間の集大成として勝利を目指して必死に頑張る姿を見せてくれました。「想いをのせて 心に響け LETS SING」のスローガンのもとクラスが一丸となって取り組んだ合唱コンクール。三年生の皆さんの歌声はすばらしく、本当に感動しました。体育祭での組立体操、群団応援など限られた練習時間の中、学年のまとまりと共に、群団長を中心に一、二年生をよくリードし、今中生のエネルギーあふれる体育祭にしてくれました。
その中でも特に印象に残っているのは、前日からの雨でグラウンド状態が悪い中、三年生のみなさんが短い時間の中で、テントを張り、椅子・机を運び、グラウンドの水を取るなど、体育祭を開催しようと精力的に準備に尽力してくれた姿です。条件が悪いときほど、その人の本当の真価が問われるという話を開会式でしましたが、まさしく三年生の素晴らしさを見せてもらった体育祭となりました。
皆さんは、最上級生として学校の行事や生徒会・委員会活動、部活動で立派にリーダーシップを発揮するだけではなく、毎日の学習においては、先生の話に真剣に耳を傾け、自分の進路を切り開こうと進んで学習に取り組む姿が見られました。こうした姿は、一・二年生に「私たちもあんな三年生になりたい」という、あこがれと目標を与えてくれました。
皆さんは、多くの可能性や秘めた力を持っています。これから開く新たな扉の向こうに、その可能性や力を発揮する場がきっとあります。ただ、そこは決して順風満帆な歩みばかりではありません。幾多の試練や困難に直面することもあるでしょう。失敗したり挫折したりすることもあるでしょう。しかし、そんな時、「だから できない」「だから だめ」と考えず、常に「だから どうする」と前向きに考え、試練や困難を乗り越える工夫をしていってください。
また、皆さんは決して一人ではありません。今伊勢中学校の三年間を振り返ってみても、皆さんの周りにはともに成長してきた仲間がいました。仲間の笑顔がありました。皆さんを見守ってくれた家族や先生方がいました。これから先もみなさんを理解し、みなさんの声を聞いてくれる多くの仲間との出会いがあるはずです。皆さんを支えてくれる多くの人を大切にするとともに、皆さん自身が誰かの支えとなる「ピア・サポート」の精神を忘れずにいてください。
平成はあと2か月ほどで終わりを迎えます。新しい時代に新しい生活を始められる皆さんが多くの仲間とともに、自分自身の可能性を見つけられることを期待しています。
最後になりますが、卒業生の皆さんの「輝かしい未来」と「生涯にわたって命を大切にされること」を心から祈り、式辞とさせていただきまっす。