今中日記

1月7日 始業式・避難訓練

公開日
2016/01/07
更新日
2016/01/07

お知らせ

 始業式で全校生徒が一同に集まりました。校長先生からは,「当たり前のことが当たり前にできる喜び」として,体調を崩して食事がのどを通らない時に感じた,食べられる喜びのお話がありました。その次に,「校歌を大きな声で歌える喜び」として,先生の経験談が話されました。荒れた学校に勤めていた時は,校歌を歌おうと言っても生徒は歌わなかった。そんな時,式の中でたった一人の女の子がとても大きな声で校歌を歌いだした。それを聞いて周りがざわめき,中には笑い声もあった。とても素晴らしいことなのだが誰も続いて歌ってはくれなかった。その女の子はいたたまれず会場を走って出ていったのだがその時「どうして歌っていかんの!」と叫んだ声が今も耳に残っている。「当たり前のことを当たり前にやろうとした」だけなのにやらせられなかった自分たちの力のなさを悔いるとともに,その彼女は今頃,立派なお母さんになっていることだろうと懐かしく思い出す。また,別の学校で卒業式前に校歌を練習した時,海外から来ていた生徒が「先生,校歌っていいですね」と言ってくれたことがとても心に残っている。3年生の皆さんは,校歌を歌う機会もあと2回となってしまったが,校歌に込められている地域の思い,今中の思いをしっかりと歌ってほしい。大きな声で歌える,当たり前を感じてほしい。そして,在校生はその思いを受け止め,春に入ってくる新入生に伝えてほしい。これが,伝統になる。
 始業式の後は,吹奏楽部,男子バスケットボール部,書道コンクールの表彰が行われました。
 その後教室に戻り避難訓練を行いました。今回は,地震から火災が発生した想定で行いました。そして,万が一不明者が出た場合の練習として,3年生の男子生徒1名が不明者として校内に取り残されたことを想定して,救助の練習も行いました。