今中日記

12月2日  生徒会による朝の人権作文の取り組み

公開日
2015/12/03
更新日
2015/12/03

お知らせ

 人権週間の取り組みとして生徒会による朝の人権作文の朗読を3日間行っています。今日は2日目です。今回の作文は「きれいな心のままで」という題名です。内容は、知的障害を持つお手伝いさんの辰ちゃんと雇い主の家族との絆というものでした。知的障がいを抱えながらも、誰よりも心のきれいな辰ちゃん。一生懸命仕事をし、小さな生き物を愛し、ご飯をたくさん食べる辰ちゃん。ずっと一家と寄り添って生きてきた辰ちゃんは60歳を超え、入院をしてしまいます。そんな辰ちゃんを”ぼく”は世界で一番心のきれいな立派な人物だ、と感じています。人を判断するときにはその人の心を真正面から見つめなければならない、と諭されるような作文でした。
 ここで生徒の感想の一部を紹介します。
「障がい者と聞くと、どうしてもハンディキャップがある、社会的弱者である、だから助けなければならない。そんなイメージを抱いてしまうのですが、この作文を聞いて、こういう私の持っているイメージ自体が彼らの人権を侵害してしまっていたのだと気付かされました。”私は差別なんてしていない”なんて言うのはただのきれいごとで、そう思うこと自体、心の内面の時点で差別をしてしまっていたんだなと感じました。これからは”弱者”と思わずに、私と同じみんなと同じ1人の人間として接していきたいです。」