10月17日(金) 「負けに不思議の負けなし」(校長室より)
- 公開日
- 2022/10/17
- 更新日
- 2022/10/17
校長室より
今日の朝礼では、新人戦の表彰伝達が行われました。入賞した部活動のみなさん、おめでとうございます。
朝礼の話を紹介します。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉があります。今年、プロ野球のセリーグを連覇したヤクルト高津監督の恩師、野村克也氏の言葉です。
『勝因、敗因という言葉があるように、成功しても失敗しても何らかの原因がある。しかし、勝ちには、ラッキーとしかいいようのない勝ちもある。野球でいうと相手のタイムリーエラーや押し出し四死球などで勝ちが転がり込んでくることもある。
ところが負けた時は、明らかに原因がある。負けるべくして負けたというところがはっきりしている』
つまり「負けに不思議の負けなし」ということです。
今回の新人戦では、北中はすべての部活動が、負けを経験しています。これはとても有り難いことです。今頂点に立つよりも学ぶことが多いからです。
なぜ負けたのか、何が足りなかったのか、それを必死に考えて、考えて、そのための具体策を試行錯誤する。その行動が人間としての成長につながり、本当の実力になっていくのだと思います。
勝って教えられるより、負けて教えられることの方がはるかに多いということです。
夏の大会まで、後8か月、北中生の「考える力」と「行動する力」に期待します。