学校日記

6月24日(金)「雑草という名」(校長室より)

公開日
2022/06/24
更新日
2022/06/24

校長室より

 「雑草という名の草はない」
 この言葉は、植物学者の牧野富太郎の言葉です。
 
 北中の昇降口前のコンクリートの隙間に、マリーゴールドが咲いています。
 このマリーゴールドは人が植えたものではなく、種がどこからか飛んできて、そこに根付いて咲いているのだと思います。マリーゴールドの隣には、名を知られていない雑草と言われる草が生きています。何をもって雑草というのか、邪魔だと思ったら雑草で、そうでなければ雑草とは呼ばないとも言われています。
 すべては人の都合で決められています。
 植物の側からすると、雑草もマリーゴールドも、実をつけて子孫を残す同じ植物です。
 昇降口が開くのを待つ間、生徒と植物についての話をすることができたホッとする朝の時間でした。