学校日記

6月20日(月)サメとSDGs(朝礼より)

公開日
2022/06/20
更新日
2022/06/20

校長室より

 今日はサメの話をします。
 まずこの写真をごらんください。これは、3年生が修学旅行で3日目に訪れた千葉県の房総半島いすみ市の漁港でとった写真です。サメをさばいているところです。
 いすみ市の漁港では、鯛や鯖やアジなどの漁を行っていますが、サメが網にかかってくることも少なくないそうです。売ることができないサメは以前は捨てられていたそうですが、最近は捨てるためにもお金がかかるようになったそうです。そこで漁師のお母さんたちがサメを何とか生かすことができないかと考えたのが、「じあじあ」というさつま揚げの料理です。サメなどの身と共にニンジン、玉ねぎなどの野菜と混ぜあわせたハンバーグのようにしてあげるさつま揚げです。民宿の夕食にもこの料理が出ました。とてもおいしかったです。
 命を無駄にせず有難くいただく、海の資源を最大限生かすことを考えてサメを使った料理を考えたということです。
 いすみ市観光課の方が、『この取り組みはまさしく、SDGsの14の目標「海の豊かさを守ろう」という持続可能な取り組みだと生徒たちに説明してくれました。』
 北中生にとって海は身近かな存在ではありませんが、海の恵みに支えられている日本に住む者として、海の豊かさを守るために何ができるのかを考えてほしいと思います。そのためには、是非海の生物に興味関心を持ってください。