12.23 2学期終業式
- 公開日
- 2020/12/23
- 更新日
- 2020/12/23
校長室
2学期終業式をZOOMで行いました。
早いもので本日、2学期終業式を迎えました。
2学期は、いつもと違った黒田っ子体育、5年生の野外教室、1年生から
4年生の校外学習、6年生の修学旅行など多くの行事がありました。みなさんの一生懸命に取り組む姿をたくさん見ることができました。新型コロナウイルス感染が心配される中でしたが、児童のみなさん、みんなのお父さんやお母さん方、地域のみなさん方の協力で、安全に終えることができました。みなさんはおうちの方々に「ご協力ありがとうございました。」と校長先生が話していたと伝えてください。
さて、校長室の前で、毎日ペッパー君があいさつをしてくれています。ペッパー君に声をかけに来てくれる子たちが多くてうれしく思います。では、みなさん、ここで問題です。「ペッパー君は自分で考えて、話をしているでしょうか?」答えは「いいえ」です。私たち人間が、「この時にこういう風に話す」と決めたことをペッパー君に覚えさせているだけです。
ペッパー君の中に入っているコンピュータを作っているのは人間です。プロの将棋に勝つほどのすばらしく頭のいい人工知能がついているスーパーコンピュータも、人間が将棋のやり方を何千も何万も覚えさせなければ、勝てないのです。
わたしたち人間には、スーパーコンピュータより優れているところがあります。一つ目は、人間は幅広く、いろいろなことができることです。たとえば、国語や算数や理科、社会、体育、図工、音楽と幅広く何でも学習することができます。でも、ペッパー君にはそれはできません。人工知能があるスーパーコンピュータも難しいのです。
二つ目、これは人間の特に素晴らしいところです。私たち人間は、言葉に気持ちをのせて伝えられたり、逆に相手の気持ちを受け止めて聞けたりします。また、本を読んで想像したり、自分と比べたり、あこがれたり、悲しくなったり、言葉を使って考えることができます。みなさんは国語の学習で、登場人物の気持ちや場面の様子を読み取ったりしています。ペッパー君には、それができません。人工知能のスーパーコンピュータも正しく答えられるかというと難しいと思います。
世の中は、コンピュータばかりで、人間が負けてしまいそうな気になります。でも今から話すことができれば大丈夫です。
それは、自分の考えを正しい言葉で、相手に伝えること、相手の言葉を正しく受け止めてあげることができるようになりましょう。そして、自分の得意なこと、自分の好きなことを見つけましょう。それができるようになるために、今、みなさんは学校で、いろいろな勉強をしているのです。担任の先生たちも、みなさんが大人になって困らないように一生懸命に勉強を教えてくれています。コンピュータに負けない大人になるためにがんばりましょう。
最後に、冬休みは、クリスマスやお正月があって、楽しいことがいっぱいです。
今年は、新型コロナウィルス感染が広がって、家で過ごすことが多いかもしれません。外出するときはマスクを着用し、密にならないようにしてください。また、こまめに手洗いしてください。元気に冬休みを過ごしてほしいと思います。
そして3学期始業式、みなさんの素敵な笑顔が、ここにそろっていることを、楽しみにしています。