6月2日(月)「子は親の鏡」「親は子の鑑」(学校公開後に)
- 公開日
- 2025/06/02
- 更新日
- 2025/06/02
校長室より
親にとって、子供が成長していく姿を見ることは大きな喜びであると思います。しかし、子育ての中では、その難しさを感じることも多々あります。そんな時、ドロシー・ロー・ノルトさんの著書『子どもが育つ魔法の言葉』の冒頭にある「子は親の鏡」という詩がとても参考になります。「親の価値観がその行動によって子供に伝わる」ことを語りかける内容です。今ではあまりにも有名な内容の詩ですが、その中からいくつかを、今日の学校公開での出来事に関連して紹介します。
「見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる」
今日の授業公開では、保護者の方々が参観する姿勢がとても真摯な態度で、そして子供たちに真剣かつ温かな視線を向けられていたことが強く印象に残りました。当たり前にそれが行われていることが、赤見小の保護者にとっての良い伝統なのだろうと感じました。赤見小の子供たちが、学校活動の中でいつも頑張ることができるのは、日ごろから保護者の皆さんがしっかりとお子さんを見つめてあげているからなのでしょう。本当にありがとうございます。
「親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る」
今日の授業公開では、「自動車での来校はおやめください」と案内していました。これを受け、多くの方が徒歩や自転車で来校されました。ご協力ありがとうございました。また、自転車も所定の位置に整然と並べられていて、後からくる方も同じように整頓をしてくださいました。学校からのお願いを真摯に受け止めて、正直に行動される保護者の姿は、そのお子さんにも伝わっていくことでしょう。
その一方で、駐車場がなぜか満車の状態となっていました。事前の案内や本日朝のtetoru配信にもかかわらず、自動車で来校された方々が少なからずいたことに残念な思いも感じました。結果として、本日、教材の納品やエアコン室外機の点検などで来校した業者の方々にご迷惑とご不便をおかけすることとなってしまいました。「子は親の鏡」とは別に、「親は子の鑑(かがみ)」という言葉もあります。「鏡」はその姿を映すものであって、「子は親の鏡」とは「親の価値観で育った姿が子どもに映し出される」ことなのだと思います。これに対し、「親は子の鑑」の「鑑」とは、「ほかの人から見て、行為の規範となるもの(良きモデル)」であり、「親が子どものために良い手本を示すこと」なのではないでしょうか。学校周辺は狭い道路が多く、頻繁に自動車が出入りすると事故の危険を伴います。また、全保護者が利用できるような駐車スペースもなく、利用される方とそうでない方の公平性にも欠けます。そうしたことから自動車での来校をやめていただくようお願いしていますので、何卒ご理解をお願いいたします。どうか、すべての保護者の方がお子さんにとって「正直であることの大切さを知る」存在であってほしいと願っています。