学校日記

11月4日(月)修学旅行を振り返って

公開日
2024/11/04
更新日
2024/11/04

校長室より

 11月1日(金)2日(土)の2日間、6年生は修学旅行で、奈良と京都へ行きました。1日目は、法隆寺・東大寺(奈良公園)・平等院を巡りました。奈良県の法隆寺・東大寺では、ほとんど傘を使うこともなく、順調に見学をすることができました。京都に入り、平等院の見学をする頃には、小雨が降る天気となりました。学級写真やグループ写真は予定通りに撮影をすることができ、6年生児童も笑顔で写真に納まっていました。
 旅館での夜から本格的な雨となり、翌朝のバス乗車が心配でしたが、食事後には雨の勢いも弱まりました。おかげで、金閣寺や二条城の見学では、外の移動時に傘は使用するもののずぶぬれになるようなことはなく、順調に見学を進めることができました。その分、時間も順調に進み、映画村への移動を予定よりも早く進めることができました。
 映画村では食事や買い物、アトラクション体験などをし、13時過ぎに大雨になってきたため、集合場所を館内にするなどして対応をしました。
 今回の2日間で、雨による活動の制限はほとんどなく、無事に修学旅行を終えることができました。保護者の皆様には、事前の準備やお見送り・お迎えなど、誠にありがとうございました。子供たちにとって良い思い出がたくさんできたとするならば、保護者の方々のお力添えが大きな要因の一つであったと思います。感謝いたします。

 さて、今回の修学旅行では、6年生児童が、様々な場面で担任の先生方の説明などを集中して聴くことや、バス内や旅館内で自分以外の人に対しての配慮ができたこと、多くの児童が決められた範囲でお小遣いを2日間に分けて計画的に使えたことなど、よい点がありました。家族旅行ではなく、学校行事の集団的活動としての「修学旅行」を意識して活動できた児童が多くいたことは、今後も持続していきたいところです。こうした点は、保護者の方の家庭での指導もあったことと思います。
 しかし、これからさらに身につけてもらいたい点なども見つかりました。例えば、自分たちが何かをしてもらった時の「ありがとうございます」の感謝を示すあいさつをもっと増やしていけるようにしたい点、たくさんの観光客がいる中での並び方や歩き方をもっと整然と行えるようにしたい点、学校のルールとして決められた範囲でお小遣いを上手に使うことなどです。これらは、学校生活や家庭生活とも深い関わりがあります。
 あいさつができる人は、できない人よりも多くの場面で良い評価を受けたり、人間関係を積極的に築くことが上手にできたりします。整然と並んだり移動したりできる人は、できない人よりも周囲へのマナーが身についていると判断されることが多いと思います。全員が同じように決められた範囲内で買い物が上手にできる人は、自分が働くようになって得るであろう収入を計画的に使える人になるのではないでしょうか。
 修学旅行の2日間は、子供たちの成長の場でありました。児童の成長のための後押しを、就学旅行前にはご家庭で保護者の方々にしていただきました。ありがとうございます。それでも、今一歩成長できなかった部分については、保護者の方々のご理解・ご協力とともに、学校でさらに指導をしてまいります。今後もよろしくお願いいたします。