10月12日(土)給食の時間はなぜあるの?
- 公開日
- 2024/10/12
- 更新日
- 2024/10/12
おいしい給食!
学校給食法は「学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資するもの」「学校給食の普及充実及び学校における食育の推進を図ることを目的とする。」とあり、給食の教育的役割が期待されています。そして、この目的を実現するために、「学校給食の目標」として次の7つが学校給食法の第2条に掲げられています。
1 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。
2 日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。
3 学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。
4 食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであるということについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
5 食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと。
6 我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。
7 食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。
学校給食は、小中学生の毎日の生活に必要な栄養素やエネルギー量を計算して、それをもとに作られ提供されています。しかも、1か月の間、毎日違うメニューが出るのです。家庭ですと、お子さんの好みに合わせて料理をすることで、ひょっとすると同じような内容の料理が増えてしまっているかもしれません。(そんなことはないというご家庭もあることと思います。)
給食は、集団で同じ内容の食事をすることによる社交性を身につけたり、給食当番の活動を通して協働の精神を学んだりする場ともなっています。体調がよく、おなかも空いているのに、個人の好き嫌い、嗜好性だけで、バランスの良いメニュー料理を減らしてしまったり、食べなかったりするのはもったいないことです。(食物アレルギーのある場合は、例外です。)少しずつでも食べられるようにすることで、食材の味や食べ物の調理法などに関する知識を深めることもできる良いですね。