5年生の社会の授業では、町工場での製品づくりの動画を視聴していました。働く人たちがわずかな力加減や道具の使い方で、正確に製品を仕上げていく様子を熱心に見ながら、日本のこうした技術力が、工業を支えていることに気づくことができました。6年生の道徳では、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんの半生をたどりながら、山中さんがそれぞれの場面で感じた思いについて、考えていました。ノーベル賞受賞という輝かしい業績ばかりではなく、そこに至るまでの失敗や心の痛みなどを知ることができました。2つの授業を見ながら、私たちが生きているこの場所で様々な人たちが強い思いをもって生活をしていることを改めて感じました。現代は書物、ICTなどによりさまざまな出会いが可能です。興味や関心がなくても、知ることで新たな関心が生まれてきます。子どもたちに、まずは扉を開いてみようといざない、たくさんの出会いを見つけさせることを大切にしたいと思います。