12月4日(金)人権週間校長講話
- 公開日
- 2020/12/04
- 更新日
- 2020/12/06
人権教育(いじめ対策)
2.12.4 人権講話
12月10日は「世界人権デー」です。そして、12月4日〜12月10日は「人権週間」です。人権を守ることをみんなで考える1週間です。
「人権」とは何でしょうか。人間はみんな安心して、幸せに生きる権利があります。これを「人権」と言います。
では、「人権を守る」とはどういうことでしょうか。だれかに、からかわれたり無視されたりすると、悲しい気持ちになります。また、だれかに、悪口を言ったり暴力をふるったりすると、嫌な気持ちにさせてしまいます。そんな気持ちになったら、安心できないし幸せでもありません。だから、いじめや暴力は相手の人権を壊したり、自分の人権をダメにされたりすることになります。絶対にしてはいけないことなのです。
人権を守るとは、「自分を大切にし、ほかの人を大切にする。」そして「自分が大切にされ、ほかの人が大切にされる。」ことなのです。
みんなの人権が守られると、みんなが幸せな気持ちで生活することができます。大志小学校の児童が、友だちと仲よく、楽しく生活するにはどうすればよいでしょうか。気をつけてもらいたいのは、まずは言葉遣いです。
「うざい」「キモイ」「バカ」「死ね」「消えろ」、こんな「とげとげ言葉」ばかりの世界と、「よかったね」「だいじょうぶ」「ありがとう」「どういたしまして」「すごい」というような「ふわふわ言葉」や「あったか言葉」がたくさんある世界とどちらがいいですか? もちろん、あとの方がいいに決まっていますよね。「ふわふわ言葉」や「あったか言葉」をいつもつかう人は、きっと友だちもたくさんできると思います。
今から、相田みつをさんの「セトモノ」という人の詩を読みます。
(詩は略)
セトモノのお皿とセトモノのお皿をぶつけると、割れてしまいます。でもどちらかがやわらかいお皿だったら、どちらも割れませんね。両方ともやわらかいお皿だったら、すごく安心です。みなさんの心はセトモノですか?それともやわらかいですか?「もしかしたらセトモノかもしれない。」と思う人は、ぜひ「ふわふわ言葉」や「あったか言葉」をつかってみましょう。毎日つかっていると、きっと心がやわらかくなります。大志小の児童全員が、相手を傷つけない、自分も傷つかない、そんなやわらかいこころの持ち主になってほしいな、と思います。
先生から宿題をひとつ出します。自分の思いつく「ふわふわ言葉」や「あったか言葉」をたくさん見つけてみましょう。いくつありますか?いつも自分がつかっているもの、友だちから言われたらうれしいもの、思いつくだけ全部、どこかに書きだしてみてください。
人権週間のあいだ、「人権」や「人権を守ること」について、みんなで考えてみてください。人権が守られると、みんなが安心で、幸せな気持ちで生活することができます。大志小の全員で、いじめのない笑顔のあふれる学校にしていきましょう。