校長先生のお話(全校集会) 3/13
- 公開日
- 2023/03/13
- 更新日
- 2023/03/13
今伊勢西小トピックス
みなさん、おはようございます。
先週からWBC(ワールド ベースボール クラシック)が始まりました。
校長先生も毎日テレビで日本チームを応援しています。
日本は、中国、韓国、チェコ、オーストラリアにすべて勝ち、1次リーグを通過し、準決勝に進むことができました。優勝をめざしてみんなで応援したいですね。
3月11日の土曜日には、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が先発をし、大活躍をしました。佐々木朗希投手はこの日に特別な思いがありました。
ところで、3月11日は何の日か知っていますか?
12年前の2011年3月11日午後2時46分に東日本大震災が起こりました。
東日本大震災は、最大震度7という巨大地震とその後の大津波と原子力発電の爆発事故に伴う放射能汚染などが合わさった災害です。東北地方から関東地方の太平洋側が大きな被害を受けました。
この地震で亡くなった人は1万5900人 行方不明者は2523人です。
佐々木朗希投手は、岩手県陸前高田市の生まれで、小学3年生のときにこの震災でお父さんとおじいさん、おばあさんを亡くし、家は津波で流されてしまいました。
その後、ふるさとをはなれ、大船渡市へ移住することになります。
佐々木朗希投手は、その時のことを振り返り、「今あることは、当たり前じゃない。今という時間をより大切にするようになった。亡くなった人たちの分も一生懸命生きないといけない。」と話しています。悲しみを強さに変え、日本を代表するピッチャーになり、震災にあった人だけでなくみんなに夢と勇気を与えています。
また、この震災を多くの人に知ってもらおうとテレビや新聞などいろいろな方法で発信をしています。
3月11日の中日子どもウイークリー新聞では、「準備している?ないと困るよ!災害時の食べ物」という記事がありました。
地震が起こった日から1週間は、電気、ガス、水道が止まり、どこにだれが避難しているかわからない。食べるものがなく、3から4日たってやっと小さなおにぎりを1つもらえただけだったそうです。
1週間後から3週間後までにほかの地域からやっと救援物資が届きました。食事は、アンパンやジャムパン、クリームパンなど毎日、同じようなパンばかりだったそうです。
3週間後から1か月後までに炊き出しが始まりやっと野菜や果物が届き、温かい味噌汁やおかずが食べられるようになります。
そして1か月から3か月後に学校が始まり、お弁当が1日1食配られるようになりました。
この新聞記事からみなさんはどう思いましたか?
校長先生は、「自分の身は自分で守る 本気で備えをしなくてはいけないな。地震が起こったときに最低でも3日分の食料と水を用意しておく必要がある」と思いました。
非常持ち出し袋ももう一度どんなものを入れておくとよいか調べておこうと思っています。
日本は地震が多い国です。地震を体験した人から話を聴き、他人事と考えず、いろいろな知識を身に付けて準備をしておくことは大切ですね。
今西っ子のめあての「い」「いのちは大切なによりも」です。
先週は、けがをする人が多かったです。
どうしてけがをしてしまったのか?を考え、次に同じけがをしないことが大切です。また、危険はひそんでないかな?KYTトレーニングで学んだことを思い出して、今週も気をつけて過ごしてください。