みんなちがってみんないい(校長先生の話) 12/12
- 公開日
- 2022/12/12
- 更新日
- 2022/12/12
いじめ対策(人権教育)
今朝はリモートによる全校集会がありました。
校長先生による人権のお話が次のようにありました。
みなさん、おはようございます。
12月4日から12月10日までは人権週間でした。12月10日は「世界人権デー」といって世界中の人が人権について考える日でした。
今伊勢西小学校でも先週の金曜日に人権擁護委員の方をお招きし、人権教室を行いました。低学年のみなさんは「世界を幸せに」という野菜が出てくるお話を見ましたね。高学年のみなさんは「きいちゃん 私生まれてきてよかった」というお話を見ました。障害のある主人公がお姉さんの着物を一生懸命つくることで自分も周りの人も一生懸命生きる素晴らしさを感じることができたお話でした。
その後、クラスでも人権について話し合いが行われたと思います。
だれもが幸せと感じるクラス、学校、世の中になるよう校長先生も願っています。
今日は、校長先生の大好きな詩を紹介します。この詩の題名 だれがでてくるか後で聞きます。よく聞いてくださいね。
わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、じべたをはやく走れない。
わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように、たくさんなうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがってみんないい。
さあ、だれがでてきましたか?
この詩の題名は分かりますか?
この詩の題名は「わたしと小鳥とすずと」です。最後は「と」で終わっています。
「と」のあとに何か続きそうですね。
校長先生は、「みんな」と続くのではないかと思います。今、みんなの隣にいる友達、前や後ろにいる友達、この学校にいる人は誰一人同じ人はいません。顔も性格も違っています。そんな一人一人がみんな大事で大切です。それが「みんなちがって、みんないい」ということではないでしょうか。そんなふうに考えればいじめなどなくなっていきます。
いじめは絶対にしてはいけないことです。
いじめているつもりがなくてふざけてでも、たくさんの人が同じ人に悪口をいったり、いやなことをしたり、一人であっても特定の子を何度もしつこくいやなこと言ったりしたりしたらそれはいじめです。
いじめは、いじめる側が100%悪いのです。みんなの迷惑になることをしたり、注意してもやめられなかった子がいたからとその子に悪口や仲間外れ、いじわるなどをする理由になるでしょうか。誰にでも苦手なことや失敗はあります。「いじめ」がその苦手なことや失敗を直すことにつながることは絶対にありません。「いじめ」は物事を解決する手段には決してならないのです。
いじめは「しない」「させない」「見逃さない」
みんなの力でみんなが大切にされる「みんなちがってみんないい」学校にしていきましょう。
それから、もし、友達とのことやおうちのことでつらい思いや悲しい思いをしていたら決して一人で悩まないでくださいね。先生や身近な大人に相談しましょう。直接話すのが難しい人は相談ポストやSOSミニレターなどもあります。早めに相談しましょう。
2学期もあと2週間です。みんなが楽しく過ごせるように先生たちも応援しています。一緒にがんばりましょう。これでお話を終わります。
校長先生の問いかけに詩の中にでてきたものがわかったと、たくさんの子が手を挙げてくれました。代表で児童会役員の子どもたちの答えてもらいました。
みんなでよさを認めあえるあたたかい学校づくりを続けていきます。