学校日記

オンライン朝礼での校長先生のお話 11/28

公開日
2022/11/28
更新日
2022/11/28

校長室

今日は「話し合うということは、人の話を聞き、それを認め、取り入れること」というお話をします。
授業の中で、グループやペアで話し合うことがありますよね。話し合いでは、自分の考えを伝えることだけでなく、他の人の言葉をよく聞くことが大切です。他の人の言葉を聞く時は、その人の顔を見ながら、ですね。顔を見て聞くということは、あなたの話をしっかりと受け止めようとしていますよ、という意思表示なのです。
顔を見て聞きながら、「わたしの考えとはちがうけど、なるほど、そういう考えもあるなあ。」と自分とちがう考えを認めたり、その考えを取り入れたりすることができれば、自分自身の幅が広がります。話し合ったり議論したりするということは、自分の考えを相手に押し付けて、言い負かすことではありません。相手の考えをよく聞いたうえで、自分とちがう考えを認めたり時には取り入れたりすることが、勇気ある行動なのです。その勇気がきっと自分を成長させてくれることでしょう。

さて、話は変わりますが、先週から代表委員会や生徒指導の先生がみんなに声をかけて、あいさつ運動が始まっています。素敵なあいさつをした子に先生がシールを渡すということがありますが、シールをもらうことが目的ではなくて、明るくいつでも笑顔であいさつをすることが目的ですね。
今朝、私が学校の東側の歩道で落ち葉の掃除をしていたら、教室の窓から「校長先生、おはようございます!」と元気なあいさつをしてくれる子がいました。私は学校の外の歩道にいて、その子は2階か3階の教室にいるので、シールを渡すことはできません。でも、そんなことは関係なく、笑顔で元気なあいさつをしてくれる子がいて、私はとてもあたたかい気持ちになりました。お話を終わります。