令和4年度の始まりにあたって 4/2
- 公開日
- 2022/04/02
- 更新日
- 2022/04/02
校長室
4月6日に入学式、7日に始業式があり、令和4年度の学校生活がまもなく始まります。
「どの子にも必ずよいところがある。」それが、教育における私の信条です。
一人一人の子によって、ちがいがあります。すぐに「10」のことができる子もいれば、「6」のことができる子、「3」のことができる子、人それぞれです。
10のことができる子と比べるのではなく、まず「3のことができたね。」と、先生がその子のできたことをみつけて認める。そして、言葉にしてそれを伝えることで励ます。
先生に自分が認められ励まされたと感じた子は、きっと、その先生のもとで安心して学校生活を送れることでしょう。そして、さらに4のことや5のことにも挑戦していこうという気持ちが育まれることでしょう。
私は「ごく当たり前のこと」、それがその子の「よいところ」であり、すばらしいことだと考えます。
たとえば、「児童が登校する」「給食をよく食べる」「給食当番の仕事をしている」 「友達と話している」。
そういったことは、全部「よいところ」です。
「今日も元気に来られたね。先生、嬉しいな。」「給食をよく食べてるね。元気だね。」「牛乳を配ってくれてありがとう。助かるよ。」「楽しそうに放課を過ごしてるね。」
先生が、そんな言葉がけをしてくれたら、子どもは自分で気づかなかった「自分のよさ」をみつけられると思います。
また、職員同士もお互いを認め、励まし合えるそんな職場にしたいと考えます。完璧な人はいません。だれもが、得意なこととそうでないことがあります。それぞれの職種によって仕事の内容はちがうけれども、本校の職員の皆さんは、子どもたちの成長のために精一杯働いてくださっています。昨年度もそれを実感し、本当にありがたいことだと、感謝、感謝の毎日です。
「やってもらって当たり前」でなく、職員同士がそれぞれの働きに感謝し「ありがとうございます」と声をかけ合い、励まし合えるそんな職場にしたいと考えていますし、本校の職員一人一人をたよりにしています。
私自身、「学び続けていこう。」「西成東小学校のためになることをみつけたい、感じ取りたい。」そんな気持ちでおります。
一年間、どうぞ、よろしくお願いいたします。