オンライン朝礼での校長先生のお話 2/14
- 公開日
- 2022/02/14
- 更新日
- 2022/02/14
校長室
私は朝、学校に来た時に2階にある職員玄関から入るので、まず階段を上がって扉をあけて靴を脱ぎ、靴箱に靴をしまいます。めったにないのですが、たまに階段や玄関が少し汚れているな、と感じる時があります。それは、前の日の掃除の時間が「漢字計算タイム」などのために掃除がなかった日なのです。逆に言えば、いつもいかにみなさんがしっかりと掃除をしてきれいにしてくれているか、感じる瞬間でもあります。感謝しています。
私は掃除の時間に時々校内をまわっていますが、高学年の子と低学年の子が協力しながら掃除に取り組んでいる場面をよくみかけます。掃除の時間は、高学年(4・5・6年生)の子全員がリーダーとして、活躍できます。低学年の子に掃除の仕方を教えながら、自分もしっかりと掃除をすること、それが西成東小学校のリーダーとして活躍しているということなのです。今、4・5・6年生の子たちが低学年の時にも、今と同じように高学年の子がみなさんに掃除の仕方を教えてくれて、できた時には「それでいいよ」とか「ありがとう」というように認めてくれたのでしょう。だから、みなさんは同じように今、低学年の子に教えることができるのです。
人は、自分がしてもらったことは必ず覚えています。そして、無意識のうちに、同じことができるのです。今は、コロナが心配なので高学年と低学年の子がペアになって近くで本を読む時間をとることはできないけれど、毎日の掃除の時間や田植え・稲刈りの時には、ペアでの活動ができています。高学年の子は低学年の子に教え手本を見せることで自分に自信がもてるようになり、低学年の子は高学年の子に教えてもらうことで感謝の気持ちが育まれます。これからも、こうしたペア活動を通してみなさんが成長できることを期待しています。
さて、コロナの感染は、広がるばかりです。先日、手洗い場で水は冷たいのに長い間、手を洗っている二人の女子をみかけました。私が「水は冷たいのに、よくそんなに長い間、手が洗えるね。」と声をかけたら、その子は「どちらが長い間洗えるか、競争しています」と笑顔で答えてくれ、私はその姿に感心しました。「手洗いで手についているウイルスを洗い流す」「目や口などの顔(粘膜)をさわらないようにする」などに気をつけて、コロナにかからないように予防をしましょう。