学校日記

12月1日(月)人権教育『人権週間に寄せて』

公開日
2025/12/01
更新日
2025/12/01

校長室

 人権週間をきっかけに、生徒のみなさんに、改めて「人権」についての気づきや理解を深めてもらうために、「人権集会」を行いました。校長講話では、谷川俊太郎さんの「へいわとせんそう」の紹介をしました。谷川さんは、「人は生きている環境は違っても、生まれたときはみんな同じで、みんな幸せになるはずです」と言っているのだと思います。自分も友達も、男の子も女の子も、言葉や住んでいる国が違っても、人としてみんな同じなのです。そして、みんな幸せになる権利をもって生まれてくるのです。

 人と人がお互いの自由や幸せを求めて暮らしていく中では、対立は必ず起きてしまいます。そのときに、「あの人は変だから。おかしいから」と突っぱねるのではなく、相手を対等な立場として尊重し、その人の意見をちゃんと聞いてください。感情的にならずに、心の折り合いをつけること。「みんながOKというところで、1回、握手する。みんながOKといえる合意点を見出す」これが人権を大切にした行動であり、大人の行動です。

 私たちは国際社会の中で生きています。今後、色々な国や地域の人が今まで以上に身近な存在になります。お互いが理解し合うための努力や工夫をできる人権感覚を身につけることが必要になります。そのためにこの人権週間をしっかりと活用してくれることを期待しています。