学校日記

10月7日(火)   奔流 ・・ 削り、運び、積む   vol.9

公開日
2025/10/07
更新日
2025/10/07

1年

        “心を見せる、心で魅せる”


私たちが体育祭を通じ生き生きと学校生活を楽しんでいる姿を見てもらう

それはそれでいい しかしそれだけでよいのか


体育祭のプログラムは生徒が楽しめる構成になっている

友と心を合わせ成功を期すものや順位を競うものはある

集団性や調和を目指し、自らの力で創造するものもある


ではどこに、どんな心を注入したらよいのか


他人に何かを見てもらう行為は、目に見える形の中に心が入っていることが全てと言っていい

真剣に、懸命に、前を見て努力すること

失敗してもあきらめずにチャレンジし続けること

仲間を鼓舞し励ますサポーターの役割を果たすこと

そして敵味方関係なく汗する全ての者に拍手を送ること


見る者は、演じる者の輝く目とほとばしる汗、懸命に立ち向かう熱さに強く心を動かされる

世界陸上のアスリートの活躍を振り返ってみるといい

私たちが感動したのはメダル獲得の結果ではない

選手たちの熱き戦いの過程、汗と涙の生き様だった

その中にそこに至る迄の努力の過程を見出したのだ


無理に良さげな姿を創作する必要はない

ただ前を向いて目の前のことに全力を尽くせばよい

そこに至る道筋において誇れる自分があればよい

勝負は時の運

成功を賭して全力を傾ける、仲間を信じ力を出し切る

失敗しても下を見ず、次の一歩で1ミリでも前進する

そして共に戦った仲間、支えて下さった方々に感謝できる


心を見せる、心で魅せる


その姿が感動を呼び起こすのだ