2月17日(月) 1年生 沃野に風 vol.12
- 公開日
- 2025/02/17
- 更新日
- 2025/02/17
1年生
“ずれ ~ 如月の季節感”
旧暦2月の別名は如月(きさらぎ)
語源として、この時期はまだまだ寒さが厳しいため更に衣を重ね着する「衣更着(きさらぎ)」が転じた説が有力のよう。ただし新暦とずれがあるので、如月の季節感も若干ずれている。今年は暖冬、だったかと思えば2月に入って極寒続き。先週末に暖かくなったと思ったのに、今週はまたまた真冬日予想・・春を告げる花「梅」の開花日(例年2月中旬以降)は遠のいてしまったかも。この寒暖の変化や季節感のずれが日本らしいと言われればそうかもしれない。
ネットで「如月」を引くとアニメキャラがずらりと並ぶ。和風月名には、弥生(やよい)、五月(さつき)等そのまま人名に使われるものがいくつもあり、日本人の季節感を大事にする国民性を実感する。
生徒はと見ると、授業中にも外套を着たいと申し出る者がいれば、カッターシャツに制服のみでへっちゃらの者もいる。教室内はエアコンが効いていて、文明の利器で2月の寒さを実感できないずれがあるかもしれない。
我々教員はと言えば、一昨年から高校入試の日程が大幅に早まり、それまでとは異なる日程のずれに慣れないことがある。しかし卒業式を中核に据えるこの時期に行うべきことは変わらない。如何にして生徒たちの心を高めていくか、我らの腕の見せ所と気を引き締める日々。
寒さに負けない生徒たちを凄いなあと思うけれども
教員は・・寒さには敵いませんし、勝負しません