4月19日(土)女子ハンドボール部 春季一宮市民ハンドボール大会
- 公開日
- 2025/04/21
- 更新日
- 2025/04/21
部活動
4月19日(土)に春季一宮市民ハンドボール大会が行われました。
前後半がない、15分1本の短期決戦。チームとしては決して得意ではない試合時間の大会です。ケガが重なっており、スピード感やキレが十分でない中、得点力は見込めないため、チームのテーマはDFに時間をかけ、僅差での勝利を目標としていました。
予選リーグ。危なげなく試合展開をし、控えの選手とも交代をしながら選手への負担をできる限り減らして試合を進めることができました。練習していたきっかけを使いながら、試合の中で修正していったり、交代した選手も得点を決めたりするなど、チームとして支え合いながらすべての試合に勝利し、リーグを1位で通過します。また、新2年生も全員出場し、よく走り、よく守り、よくシュートを狙う姿勢が昨年度末の1年生大会から選手たちの成長も感じることができました。
次は決勝リーグをかけた試合。よく知った相手でしたが、止めるべきところと止め、とにかく相手に得点を許しません。そこで浮足だたず、我慢をして自分たちのDFを続けられる姿勢は本当にすばらしいと思います。強い接触、強いフォロー、素早い戻りはしっかりと選手たちの技術として体現されるようになってきたと感じました。これまで、さばききれなかった1対1にも果敢にぶつかっていく、その姿勢が今後も非常に重要になると思います。危なげなく勝利をつかみ、決勝リーグに進みます。
決勝リーグ1試合目。昨年の同じ試合形式の大会で負けた相手です。キレのある攻撃、鋭いカットイン、サイドシュート、DFで負けているわけではありませんが、一瞬の判断の遅れ、一瞬の飛び出しの遅れから、失点を許してしまう場面がたびたび見られました。その失点の勢いに負け、焦った結果が前回の敗因だと思います。今回は落ち着いていました。先行された点差に慌てず、DFをじっくり行い、1点、また1点と点差を縮めていき、残り5分を切ったところで同点。そこからは互いに得点が入らない時間・・・我慢、我慢の時間です。残り2分を切ったところで、その我慢の時間を耐え抜いた、萩原の逆転のサイドシュート。ぎりぎりの場面で勝負し、決めきる。スポーツをする上で最高の瞬間の1つです。残り1分ちょい、DFに時間をかけ、無駄なミスをせず、我慢をし続けた結果、ロースコアの1点差で見事勝ち切ることができました。
そして決勝リーグ最終戦。勝てば優勝。昨年の西尾張大会では、前半リードを許し、後半で逆転勝利した相手。まさしくDFでどれだけ我慢できるかの勝負の相手です。OFでは危なげなくパスを回し、相手のスペースに飛び込み、シュートチャンスを生み出しますが、とにかくゴールポストに嫌われ得点が入らない苦しい展開。一方、DFでは一瞬一瞬の遅れをつかれ、得点を重ねられてしまいます。それでも、今回の萩原には爆発的な攻撃力がないことを十分に理解した上で、無理をせず、焦らず、DFに注力し続ける姿勢が変わらなかったことで点差は徐々に縮まります。そして、このリズムを維持し続けたことで、1点、また1点と点差を離し、しっかりと点差をつけての快勝。結果は優勝をしっかりと勝ち取りました。
前回の市での大会から時間が経ちました。その中で、自分たちが力をつけたのは事実。ですが、それは他校も同じです。他校は、あなたたちに勝利するという明確な目標のもと、どうしたらあなたたちに勝利できるかを考え、練習しているはずです。一方、あなたたちはさらに上を目標としなければ、気付いたら追いつかれている、追い抜かれているという状況になってしまうのです。これまで鍛えてきた部分は結果として出せたのでしょうか。あのシュートを決めきれたら、あの1対1を抑えきれたら、あの場面での判断はベストであったのか、あの場面で本当に勝負できなかったのか、よくよく振り返ってください。その振り返りを、明日からの練習で体現してください。ちゃんと力をつけています、ですが、それを出し切るのにはまだまだ甘さが残る結果だったと思います。最後に、後悔しないために、です。
保護者の皆様、いつも送迎に応援とありがとうございます。苦しい展開を我慢できる、やってきたことを信じられる、ハラハラさせる場面も多々あったと思いますが、成長した姿を感じてもらえたでしょうか。ハンドボールというスポーツにわくわくしてもらえたでしょうか。私自身、やっぱりハンドボールがおもしろくてたまりません。そういう気持ちを皆様とこれからも共有したいと思っています。次は、西尾張大会です。今後も、ご声援・ご協力をよろしくお願いいたします。