3月7日(月)本の紹介
- 公開日
- 2022/03/07
- 更新日
- 2022/03/07
最近の様子
今月は、新着本の中から、小説2冊とこの時期にピッタリな黒板アートの本の紹介です。3月の最終貸出日は10日(木)です。それ以降は、返却期間となります。閉館の際の返却は、職員室前の返却ボックスを利用してください。
「お探し物は図書室まで」青山美智子/著 ポプラ社
総合スーパーの婦人服売り場で働く朋香は、仕事に悩みを抱えていた。転職を考え、近くのコミュニティのパソコン教室に通い始める。そのコミュニティハウスに併設された小さな図書室で、司書の小町さゆりに出会う。小町は、不愛想な雰囲気だが、聞き上手。朋香は、彼女にパソコンに関する本を尋ねる中で、転職を考えていること、今の仕事に目的が見つけられないことを伝えると、パソコン関連の本と、何故か「ぐりとぐら」の絵本を紹介される。しかし、久しぶりに読んだ「ぐりとぐら」によって、朋香の考え方に変化が…。5編の短編による短編集。2021年本屋大賞ノミネート作品。
「はじめてでもできる!黒板アートの描き方」小野大輔/著 明治図書出版
黒板をキャンバスにチョークを主な画材として表現し、一つの作品として完成させる「黒板アート」。最近では、多くの学校の入学式や卒業式、文化祭などの行事でも見る機会が多くなった「黒板アート」は、どのように描かれているのか。初心者にむけて、簡単に描けるイラストやうまく描けるようになるコツ、基本的な黒板アートの描き方などをわかりやすく紹介。この本を参考に、「黒板アート」に挑戦してみませんか。
「エレジーは流れない」三浦しおん/著 双葉社
海と山に囲まれた餅湯温泉。団体旅客で賑わっていた、かつての面影はとうにない。のどかでさびれた温泉街に暮らす高校2年生の穂積怜は、複雑な家庭の事情、迫りくる進路選択、自由奔放な友人たちに振り回されながら、悩み多き日々を送っていた。今日も学校の屋上で、同級生4人と仲良く弁当を食べていたら、地元の「餅湯博物館」から縄文式土器が盗まれたとのニュースが入り…。男子高校生たちの日常をコミカルに描いた青春小説。