学校日記

10.31 令和7年度 合唱コンクールを開催しました

公開日
2025/10/31
更新日
2025/10/31

校長室から

本日は合唱コンクールを開催しました。

ご来賓の皆様、保護者の皆様、早朝より本校にご参集いただききありがとうございました。

幾度も練習を重ね心を込めて創り上げた学級の歌を皆様に聞いていただくことができました。

私は、舞台の上で精一杯の歌声を響かせる生徒の姿に胸が熱くなりました。

ご家庭でも今日の合唱コンクールを話題にしていただき、お子様の活躍を称えていただきたいと思います。

ありがとうございました。


【合唱コンクール 校長挨拶】

練習開始から今日まで、一つの曲、一つのハーモニーを懸命に創り上げてきた皆さんの努力に対し、心から敬意を表します。

このコンクールは、クラスの絆、友情、そしてお互いの成長を確かめ合う、かけがえのない機会です。

練習を通して培ったクラスの絆と粘り強さこそが、今日に至るまでの皆さんの大きな成長の証です。

さて、今年の合唱コンクールのスローガンは、「唱えろ!究極の旋律(まほう)!我らが響かせ魂の鼓動(うた)」です。

「究極のまほう」とは何なのか?

それは歌唱の技術的な部分だけではなく、クラスの歴史、努力、仲間を思う気持ち、そのすべてが溶け合って生みだされる、現実とは思えない感動的な歌を、「究極のまほう」と表現したのではないでしょうか。

たとえ友達であっても考えや習慣が全く違う他人です。

まして学級の一人一人の人間が、友人や、男女や、音楽に取り組む姿勢の違いなどの壁を越えて、歌に込められたテーマを、みんなで思いを巡らせて歌い上げることは、中学校以外の人生ではほとんど経験しません。

今日、皆さんが目指す歌は、まさにこの意味で世界に一つだけのまほうと言えるのでしょう。


まず、初めて合唱コンクールを経験する1年生のみなさん。

1年生の学年目標は「STEP」です。

中学校初の合唱コンクールという大きなステップを踏み出す皆さんの挑戦には勇気が必要ですね。

舞台の上では緊張で足が震えたり、冷や汗が止まらなかったりするかもしれませんが、今日はクラス全員で心を一つにして究極のハーモニーに挑戦し、情熱あふれる力強い最初の一歩を踏み出してください。


次に、2年生の学年目標は「KEYPERSON」です。

クラスの成功を誰か任せにするのではなく、一人ひとりが鍵を握る「KEYPERSON」であるという自覚を持って取り組んできました。

皆さんの個性と責任感がカギとなり、どのように絡み合い、各学級でどのような美しい扉を開くのか,どんな歌の景色に連れて行ってくれるのかを楽しみにしています。


そして、3年生の学年目標は「はばたく」です。

中学生最後のこのコンクールは、皆さんが培ってきた全ての努力と友情を翼に変え、未来へ向かって力強く「はばたく」ための最高の舞台です。

今日の3年生の姿、歌の中で浮かび上がってくる一人一人の背中にある翼を、後輩たちは目に焼き付けます。

そして壇上で羽ばたく3年生の声に耳を傾けます。

3年生の皆さん。魔法のような、誇り高い、究極の歌声を響かせてください。


コンクールという名前の行事なので、結果としての賞は「記録」されます。

ですが、あなたたちは今日に至るまでの過程の「記憶」を大切にしてほしいと思います。

今日、この場所で作り上げるハーモニーは、準備も含めてきっと皆さんの「記憶」に深く刻まれ、これからの未来においても、仲間との協働の経験は、困難に立ち向かう力となってくれるでしょう。

全てのクラスが、これまでの努力と仲間との絆を信じ、今日のステージで最高のパフォーマンスを披露してくれることを願います。

究極のまほうがこの体育館を満たし、あなたたちの歌声を聴く、全ての人の魂に深く響き渡ることを期待して、開会のあいさつといたします。

今日もOK奥中、感動いっぱいの一日にしましょう!