学校日記

8月4日(木) 「命どぅ宝」今を生き抜く!(全校集会より)

公開日
2022/08/04
更新日
2022/08/04

校長室より

 「命どぅ宝」:ぬちどぅたから 「命こそ宝」何よりも命が大切であるいう意味です。今年本土復帰50周年を迎えた沖縄の言葉です。第二次世界大戦末期の沖縄戦では沖縄県民の4人に1人が亡くなるという悲しい歴史があります。この言葉はその悲しい経験をした沖縄の人たちの強い思いが込められています。今世界ではウクライナでも多くの命が失われ悲しい思いをしている人たちがいます。遠い過去、遠い地域での出来事ですが、一人一人の命の大切さ重さは、時代や国の違いに関係なく同じです。

 北部中学校では、18年前、熱中症により一人の命が失われるという悲しい事故がありました。「生きたくても生きることができなかった人がいるということ。生きているということは当たり前でないということ」このことをみなさんの心に止めてほしいという思いで、毎年この話をしています。「帽子をかぶりましょう」「定期的に水分補給をしましょう」毎日のように君たちに呼びかけているのは、みなさんが自分の命を守る意識を高めてほしいからです。一人一人が自分の命の重さを強く感じ、これからの人生を生き抜いてほしいと思います。
 今、「生き抜く」という言葉を使いましたが、実はこの「生き抜く」をメッセージとして、一宮市で国際芸術祭が開催されています。
 「STILL ALIVE 今、を生き抜くアートのちから」というタイトルの「命の重さ」を考える芸術祭です。
世界で活躍しているアーティストの作品がこの一宮に、北中学区に来ています。この芸術作品を見逃すことはとてももったいないと思います。現代芸術は難しいといわれますが、こんな芸術があると知るだけでも大きな価値はあります。きっと心に残る作品に出会えると思います。その出会いがきっと豊かに生きることにつながります。
中学生以下は無料です。3年生は美術レポートの作成のために会場に足を運ぶと思いますが、1・2年生の皆さんも、生徒手帳をもって芸術祭に参加してください。