学校日記

5月2日(月)落ち込むこともあるけれど(朝礼より)

公開日
2022/05/02
更新日
2022/05/02

校長室より

 新年度が始まって1か月になりますが、みなさんは体調の方はどうですか?
慣れない中学校生活で、また新しいクラスで、一生懸命頑張ってきた1か月、ついつい頑張りすぎてしまったり、人間関係でストレスがたまったり、心や体に疲れがたまりやすい時期です。
 先週の金曜日にテレビでジブリの「魔女の宅急便」が放送されていました。観た人もいると思いますが、私も久しぶりに観てついつい引き込まれて最後までみいってしまいました。
 13歳になった魔女のキキが修行のため、自分で好きな町を見つけて一人暮らしを始めるところから、この物語は始まります。
 キキはその町で生活していくために、「ほうきで空を飛ぶという取り柄」を生かして宅急便を始めます。しかし、お届け物をちゃんと運ぶことができなかったり、荷物を届けた相手から心ない言葉をかけられたり、思うようにいかないことばかりでした。そんな生活の中で、自分の中の嫌な一面を知り、自分のやっていることに自信をなくしていきます。そしてある日、魔法の力が弱まり、今まで当たり前にできていた「空を飛ぶこと」ができなくなってしまいます。
 それでも、出会った人たちに助けられながら、キキは何とかしようともがき続けます。そして、ある事件でボーイフレンドを救出するために魔法の力を取り戻し、その少年を救救ったことをきっかけにして、町の人々に受け入れられていきます。

 物語の最後にキキは、両親に宛てた手紙にこう記します。
「落ち込むことはあるけれど、私はこの町が好きです」

 令和4年度は始まったばかり、今年度もいいこともそうでないことも、いろいろなことがあると思います。
それでもやっぱり、1年経った3月の修了式や卒業式では、
「いろいろあったけれど、このクラスが好き」「この北中が好き」といえる皆さんの1年であることを願っています。