学校日記

4月25日(月)脇役(アド)がかっこいい(朝礼より)

公開日
2022/04/25
更新日
2022/04/25

校長室より

 「Ado」というミュージシャンを知っていますか。2020年に「うっせぇわ」という曲で現役女子高生シンガーとしてメジャーデビューし、ネットの累計再生回数が4億を超え社会現象となり、今後の活躍が非常に期待されているアーティストの1人です。
 では、どうしてAdoさんは、「アド」というアーティスト名にしたのでしょうか。その理由についての話をします。
 小学校から作曲活動をしていたアドさんは、6年生の時に狂言の演目「柿山伏」についての授業で、「アド」という言葉に出会ったそうです。日本の伝統芸能なのにカタカナで「アド」という名前があることに「かっこいい!」と思い、最初は響きだけで「Ado」と名前を決めたそうです。
その後、狂言の登場人物の主役を「シテ」、脇役を「アド」という意味を知り、主役もいいけど、逆に脇役もかっこいいなと思ったそうです。そして、今彼女は「自分の歌を聴いてくださった方の人生の脇役として、その人を支えていけたら素晴らしい」と思い、この「アド」という名前がますます自分にあっていると思っているそうです。

 実は「人を支えていけたら素晴らしい」という言葉と「自分の幸せ」には大きなつながりがあります。そのことについて語った言葉を紹介します。
「幸せに生きるためには」
「自分一人が幸せになるという『一人称の幸せ』には限界がある」
「自分がいることによって誰かが喜んでくれたときに、本当に幸せになれる」