学校日記

4月19日(火)「自分ごと」として考える(ウクライナ危機を通して)

公開日
2022/04/19
更新日
2022/04/19

校長室より

 〜昨日の朝礼での話より〜
「うどん」「海鮮丼」大幅値上げ!
昨日、新聞記事の大きな見出しが目に飛び込んできました。
香川県のうどん、福島県の海の幸の料理、GWに観光客を見込む国内観光地に影を落としているというニュースでした。
 影響を与えているのは、ウクライナ危機です。
うどんの値上げは、原料の小麦の輸出大国であるロシアやウクライナの影響。
海の幸は、ロシアへの経済制裁の影響で漁ができない、魚が輸入しにくいという影響です。この食の問題によって、世界の中ではもっと深刻な影響を受けている国もあります。アフリカや中東諸国では、小麦の価格高騰で深刻な食糧不足に追い込まれる可能性がでてきているということです。
 この食料問題は「飢餓をゼロに」というSDGsの目標の1つです。
北中では、今年度、SDGsを意識して物事を捉える力を高めていきます。ある国での出来事が、世界中を巻き込んでいくグローバルな今の時代を生きていくために必要な視点を養っていこうと考えています。
 現在のウクライナで起きている戦争を遠い国の出来事として捉えず、ウクライナの子どもたちのために行ったユニセフ募金活動のように、「自分たちにできることは何か」、「日本がもしウクライナのような状況になったらどうなるのか」、など「自分ごと」として考えることが求められています。そのために様々な情報を収集し、考えて判断し、行動する力を身に着けていくことが大切です。

 ウクライナには、学校生活や日常の当たり前の生活を失ってしまった子どもたちがたくさんいます。
当たり前のことを当たり前にできることがどれだけ幸せなことか。感謝しながら、目の前のことに一生懸命取り組む北中であってほしいと願っています。